糖尿病網膜症・加齢黄斑変性・網膜疾患

[No.2392] 肥満症治療薬GLP-1作動薬の市場動向とその影響について

清澤のコメント:新しい糖尿病治療薬が注目されており、その血糖コントロール力は相当に強いものです。自分の体験としても、この薬剤を皮下に週一度注射すると、そのインスリン増強効果で血糖が下がるだけでなく、非常に食欲が減退します。しかし、残念ですが、実にすべての食物がおいしくなくなります。

日経の引用記事:リンク

  ーーー肥満薬ゴールドラッシュ 10 億人市場、ノボ・リリー追うーーーーーー

肥満症治療薬の市場動向とその影響についての記事で、要旨は以下の通りです。

  • 肥満症薬の市場拡大:デンマークのノボノルディスク社と米国イーライ・リリー社が先行して肥満症薬を発売し、売上高や株価を急増させた。世界の肥満症薬市場は 30 年には 770 億ドルに拡大すると予測される。
  • 肥満症薬の特徴と課題:肥満症薬は GLP-1 受容体作動薬というタイプで、食欲を抑えて体重減に効果がある。2しかし、副作用やリバウンドのリスクもある。また、生産能力の強化や治療目的外での使用の防止などの課題もある。
  • 肥満症薬の波及効果:肥満症薬の普及は、食品や小売などの業界にも影響を与える。砂糖由来の売上比率が高い企業は逆風を受ける一方、薬局卸売や空運などは追い風を受けると見られる。肥満症薬は AI と同等の大きな変革をもたらす可能性があるとも言われる。
  • 清澤の以前の調査記事:この薬剤と眼の関係
  • 糖尿病網膜症に対するGLP-1アゴニストの保護効果:論文紹介

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