駅で電車を降りるときに足がもつれて転倒しました。ズボンのひざが汚れただけでしたが、日ごろ注意していたつもりでしただけにショックでした。ーーーー
駅での老人の転倒は、骨折や頭部外傷などの重大なケガにつながる危険性が高く、介護が必要になることもあります。
- 事故の原因となるものを減らす。例えば、靴は滑りにくくフィットするものを選び、バッグは肩からかけるか両手で持つ。また、歩行器や杖などの補助具を使用する場合は、適切に調整する。
- 高齢者の心身の状態を把握する。例えば、視力や聴力、血圧や血糖値などの定期的な検査を受ける。また、めまいや立ちくらみなどの自覚症状がある場合は、医師に相談する。
- 転倒予防の運動をする。例えば、筋力やバランス能力を高めるために、歩行や立ち上がり、片足立ちなどの日常的な動作を意識的に行う。また、体操やダンスなどの趣味活動も有効です。
以上のように、駅での老人の転倒は危険性と頻度が高い問題ですが、予防法を実践することでリスクを低減することができます。
眼科医としては、視力低下の対策も転倒の一因となることを市民に知ってもらいたいと思います。
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