時計工芸新聞では、ビジネスパーソンの「待ち時間意識調査」で、コロナ禍のあと人々が気長になったというシチズン時計の調査を公開しています。シチズン時計では6月10日の「時の記念日を前に、「待ち時間」についての意識調査を発表した。「様々な場面・状況でイライラを感じるまでの限界時間」と「行列して待つ時覚悟する時間」を聞いたそうです。2018年の同様の調査に比べ、イライラを感じるまでの時間が少し伸び、気長傾向になっていたそうです。
① コロナ禍による時間意識・感覚の変化:リモートワーク、対面時間の減少、巣ごもり時間の増加で社会活動がスローダウンした。
② DX(デジタルトランスフォーメーション)化に伴うオンライン予約や、モバイルオーダーなどの普及で待ち時間があらかじめわかるようになり、心の余裕が生まれ、待ち時間も有効に使えるようになったという。
③スマホなどの携帯端末向けコンテンツの充実もあったという。
どのくらい待たされるとイライラするか?を調べたら、金融機関のATMでは5分まで(56.3%)。18年調査より「10分」以上の割合も増加していた。電車の遅れの許容は10分まで(28.5%)がトップ。ランチタイムの飲食店空席待ちの限界は、「15分超」(41.3%)がトップだが、「15分超」は18年調査(28.8%)より多くて、気長になった傾向だという。
世の中が、少し気長に変化したことがうかがえる記事内容でした。
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