世界の近視医療を牽引する“クイーン”
近年、世界的に「近視」になる人が急増している。スマホ、タブレットが当たり前になりとくに低年齢化が深刻だ。そこで、今回の主役は、近視専門の学会を立ち上げ、生涯を近視研究に捧げる、東京医科歯科大学の大野京子。
彼女は、Queen of Myopia(近視医療の女王)の異名をとる。
世界初の専門外来として眼科研究をリードする「眼科学教室」の第5代教授として、これまで光学機器を共同研究したり国際スタンダードになった手術法などを開発、眼科医学の先端をひた走る。精神的なものが理由とされがちな面もあるという目の病気。大野は、その真実を追求したい、という揺るぎない信念と、教授となっても週に2日以上は必ず患者と向き合い現場を大切にする。その理由とは・・・?
また大野にとって目という器官は、まだまだ知られざる領域が広がる分野で、しかも「美しく」見ていて「喜びを覚える」という、なぜそんなに目に惹かれるのか、その秘密も紐解いていく。
さらに、大野が医師や教師と無縁の家庭に生まれながら医者となり、女性として世界的な研究成果を残してきたわけにも迫る。超多忙の中の家族のサポート、そして最大の岐路として、医者を諦めようと思った時にかけられた母親のある言葉が、大野の人生の鍵を握っていた。
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