武田鉄矢 今朝の3枚おろし 割れた陶磁器を漆と金泥で修復する金継ぎの技術を学びに来た外国人のお話です。心が安らぐ思いがします。そういえば、阿佐ヶ谷駅のガード下にあるオレンジページ主催の料理教室でこの技法を伝授するという講座の広告を見たことがありました。
金継ぎは、割れたり欠けたりした陶磁器を修復する日本の伝統的な技法です。この美しい技術では、漆(うるし)を使って器の欠片を接着し、破損した部分を修復します。具体的な手順を以下に解説します。
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漆固め:
- 欠けた部分に透明な漆を塗り、一晩乾燥させます。
- 漆は天然素材で耐久性が高く、食器としても安心して使用できます。
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刻苧(こくそ)付け:
- 刻苧漆(こくそうるし)と呼ばれる材料を作ります。これは欠けた部分を埋めるためのパテです。
- 刻苧漆を欠けた部分に詰め、形を整えます。
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錆漆(さびうるし)付け/錆研ぎ:
- 錆漆を使って細かい穴や小さい段差を埋めます。
- 乾燥後、砥石で平らに研ぎます。
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塗り/塗りの研ぎ:
- 弁柄漆(べんがらうるし)を塗り、器全体を覆います。これは防水コーティングの役割を果たします。
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金粉蒔き:
- 弁柄漆の上に金粉を蒔きます。
- 乾燥後、余分な金粉を取り除きます。
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金粉固め/磨き:
- 透明な漆を金粉の上に塗り、乾燥させます。
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