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[No.3518] 日本の海上自衛隊が実装備するレールガンがレールガンが注目されています

清澤のコメント:新たな兵器の開発成功を喜んで良い物かどうかは不明ですが、レールガンという火薬を使わない射撃砲が注目されています。銃及び砲からの弾丸の発射には従来火薬が使われており、最近では薬莢と一体となった弾丸が火薬の爆発に伴う爆風で推進力を与えられて前方に飛ぶものとされていました。リニアモーターカーなどの構造原理を考えれば、確かに火薬を使うという原理は一時代前の物であることは十分に考えられます。

◎ 海上自衛隊が開発を進めているレールガン(電磁砲)は、従来の火薬を用いた砲とは異なり、電磁力を利用して弾丸を高速で発射する次世代兵器です。2025年4月、試験艦「あすか」に搭載されたレールガンの画像が公開され、注目を集めています。


🔧 構造と原理

レールガンは、2本の導電性レールとその間を滑走する「アーマチュア」と呼ばれる導体で構成されています。高電流を流すことで発生するローレンツ力により、アーマチュアと一体化した弾丸を超高速で発射します。この方式により、火薬を使用せずに弾丸を発射できるため、従来の砲に比べて弾速が大幅に向上し、射程距離も延びるとされています。


⚙️ 機能と戦術的意義

レールガンの主な利点は以下の通りです:

  • 高初速・長射程:​弾丸の初速が高いため、遠距離の目標にも迅速に到達可能です。

  • 低コストの弾薬:​火薬を使用しないため、弾薬の製造コストが低減されます。

  • 多用途性:​対艦、対空、対地攻撃など、さまざまな用途に適用可能です。防衛省・自衛隊ホームページ

これらの特性により、レールガンは「ゲームチェンジャー」として、将来の戦闘様相を一変させる可能性があると期待されています。


💰 価格と予算

レールガンに関する具体的な価格は公表されていませんが、防衛装備庁の予算資料によれば、2022年度の概算要求では、電磁波領域における能力強化の一環として、関連する研究開発費が計上されています 。​また、2024年度の概算要求では、新型護衛艦(FFM)の建造に1,747億円が計上されており、これらの艦艇にレールガンが搭載される可能性も示唆されています 。​


🗣️ 青山繁晴氏の見解

参議院議員の青山繁晴氏は、自身のYouTubeチャンネル「ぼくらの国会」において、海上自衛隊のレールガン開発について言及しています。彼は、レールガンの実用化が進んでいることを評価し、その戦略的意義について解説しています。詳細な内容は、以下の動画でご覧いただけます。YouTube+1YouTube+1


海上自衛隊のレールガン開発は、我が国の防衛力強化の一環として注目されており、今後の動向が期待されます。

日本国内でこのレールガンの製造に関与している企業はどこですか?
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海上自衛隊が開発を進めるレールガン(電磁砲)の製造には、以下の日本企業が関与しています。


🔧 主な関与企業とその役割

  1. 日本製鋼所(JSW)

    • 役割:​レールガンの砲身やレール部分の製造。

    • 技術:​高電流・高熱に耐える耐久金属素材を提供し、レール部分の製造を担当しています。Japan Luggage Express

  2. 三菱電機

    • 役割:​エネルギー制御・電磁加速技術の提供。

    • 技術:​発射時に必要な超高電圧を正確に制御するパワーエレクトロニクス技術を担当しています。Wikipedia+2Japan Luggage Express+2Wikipedia+2

  3. 川崎重工業

    • 役割:​砲塔・メカニカル設計。

    • 技術:​レールガンの砲身や可動部の設計を担当し、特に艦載兵器への搭載を意識した構造最適化に取り組んでいます。Japan Luggage Express

  4. IHI(旧・石川島播磨重工業)

    • 役割:​電源・蓄電システムの開発。

    • 技術:​レールガン発射に必要な急激な電力供給(パルス電流)を可能にするキャパシタ型蓄電装置を開発しています。Japan Luggage Express

  5. 東芝インフラシステムズ

    • 役割:​冷却システム・エネルギーマネジメント。

    • 技術:​レール部分の過熱を防ぐ高効率冷却技術や、熱エネルギーの回収・再利用などを担当しています。Japan Luggage Express


これらの企業は、防衛装備庁の主導のもと、それぞれの専門分野で技術を提供し、レールガンの開発に貢献しています。特に、2023年には世界初となる洋上でのレールガン発射試験が成功し、実用化に向けた大きな一歩となりました。

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