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[No.3764] 東京の路地に咲くアベリアと目の健康にまつわるトリビア

東京の道端に咲くアベリアと目の健康にまつわる話

真夏の東京の歩道や公園沿いで、淡い白やピンク色の小花を房状に咲かせている低木をご覧になったことはありませんか?写真の植物は「**アベリア(Abelia)」」という常緑または半常緑の低木で、都市の緑化にもよく利用されています。

◆ アベリアの特徴

  • 分類:スイカズラ科(Caprifoliaceae)アベリア属

  • 花期:6月~10月頃までと長く咲き、特に夏から秋にかけて道端を彩ります。

  • 花の色と形:白や淡いピンク色の小花が漏斗状に咲き、花冠は先が5裂して星形になります。

  • 葉の特徴:小型で光沢のある楕円形の葉を密につけ、剪定にも強いため、生垣や道路脇の植え込みに多く用いられています。

  • 香り:ほのかに甘い香りがあり、蝶や蜂などの昆虫を引き寄せる蜜源植物でもあります。

◆ アベリアと目の健康にまつわるトリビア

アベリア自体に眼病予防の薬効成分があるという報告は現代医学では確認されていませんが、スイカズラ科には東洋医学で用いられる薬草も含まれており、例えばスイカズラ(Lonicera japonica)は「忍冬(にんどう)」として漢方薬に用いられ、炎症や発熱に対する解熱・解毒薬として知られています。

アベリアの花は小さく白く、夏の日差しの中でよく目立ちますが、強い日差しの中で細かい花の形状を視認するには、眼のコントラスト感度や暗順応能力が重要になります。

とくに中高年では白内障の初期や網膜疾患により、こうした細かな自然のディテールが見えにくくなります。

「アベリアの花が以前ほどはっきり見えない」――そんな変化があったとしたら、それは眼の健康状態を見直すサインかもしれません。

◆ 緑を見ることの眼科的メリット

アベリアのような緑と白のコントラストが美しい植物を日常的に眺めることは、視覚のリラックスにもつながります。

近年、近視進行の予防には「戸外活動」が重要であることが知られており、こうした植物に囲まれた環境に身を置くことは、目にも心にも良い影響を与えてくれます。


まとめ

アベリアは都市緑化の代表的な低木であり、暑い夏にも負けずに咲き続ける花です。目の健康のバロメーターとしても、こうした身近な自然の見え方に注目してみてください。

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