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[No.3875] 自由が丘に8月30日「アイムドーナツ?」オープン ― 生ドーナツの魅力と目の健康のお話

自由が丘に「アイムドーナツ」オープン ― 生ドーナツの魅力と目の健康のお話

自由が丘の駅前に、近ごろ大きな話題が持ち上がっています。中目黒で連日行列ができるほどの人気を誇る「アイムドーナツ I ’mDonuts?」が、新たに自由が丘駅前に出店することになったのです。場所は、かつて不二屋書店があった跡地。開店予定日は2025年8月30日と発表され、甘いもの好きの方々や自由が丘の街を愛する住民の間で期待が高まっています。(2階は系列の喫茶店DACOです)


■ 行列のできる中目黒の名店

「アイムドーナツ」は、中目黒で誕生した比較的新しいスイーツ店ですが、その人気ぶりは驚くほど。週末ともなれば、オープン前からお客さんが列を作り、整理券を配布する日もあるほどです。その理由は、他では味わえない「生ドーナツ」という新しいスタイルにあります。SNSでも映える見た目と、ふわっとした食感、そして上品な甘さが口コミで広がり、一気に話題をさらいました。自由が丘店も、開店当初は中目黒同様に長い行列ができることが予想されます。^

待ち列が屋根の下

中目黒店は蔦屋書店と隣接され、近くにスタバやダコー(系列の喫茶店)もあり、さらには高架下で待つことが出来ます。中目黒店の開店時間は9:00~。テイクアウトのみ。他の店舗が10時、11時開店のため早くに購入できるのは嬉しいとの記載もある。他、原宿や渋谷の店舗の待ち列がビル群の中の屋外のため、地味に嬉しい。


■ 生ドーナツの魅力

生ドーナツは、従来の揚げドーナツの重さを感じさせない軽やかさが特徴です。生地はしっとり柔らかく、口に入れた瞬間にふんわりとろけるような食感。中に入るクリームやフルーツも上質で、季節ごとに新しい味が登場するのも楽しみのひとつです。油っぽさが少なく、甘さも控えめなため「ドーナツは重い」と敬遠していた方にも受け入れられています。


■ 甘いものと健康のバランス

ここで医師として一言加えたいのは「甘いものの上手な楽しみ方」です。ドーナツを含むスイーツは糖分や脂質が多く、過剰に摂取すると肥満や糖尿病につながるリスクがあります。特に糖尿病は網膜の細い血管を障害して「糖尿病網膜症」を引き起こし、失明原因の上位にも入っています。

ただし、甘いものは私たちの心を癒やし、生活に潤いを与えてくれる存在でもあります。大切なのは「量より質」。お気に入りのお店で少しだけ楽しむことが、心身の健康を保つ秘訣です。


■ 目に良い素材を選ぶ楽しみ

生ドーナツと目の健康は一見関係がないように思われますが、実は工夫次第で「目に優しいスイーツの選び方」も可能です。例えば、ブルーベリーやラズベリーを使ったフルーツドーナツには、アントシアニンという色素成分が豊富に含まれています。アントシアニンは網膜の働きを助け、暗所での視力をサポートすると言われています。

また、一緒にいただく飲み物もポイントです。緑茶にはカテキン、コーヒーにはクロロゲン酸といった抗酸化物質が含まれており、目の老化を遅らせる働きが期待できます。せっかくなら、目の健康につながる組み合わせでスイーツタイムを楽しみたいですね。


■ 自由が丘に生まれる新たな賑わい

自由が丘駅前は、昔から本屋や喫茶店が並ぶ文化的な香りのある街並みでした。その一角にさらに人気スイーツ店が加わることで、街全体に新しい活気が生まれるでしょう。親子で立ち寄ったり、友人同士で語らったり、甘いドーナツを囲んで過ごすひとときは、心の栄養となり、ストレスを軽減する効果も期待できます。

駅からすぐの立地ですから、眼科受診の行き帰りに立ち寄る患者さんも増えるかもしれません。当院としても「受診帰りにちょっと寄ってみよう」という楽しみができるのは喜ばしいことです。


■ 院長からのメッセージ

眼科医としては「甘いものの摂りすぎには注意しましょう」と申し上げますが、同時に「楽しみを持つこと」も健康の一部です。行列に並ぶ時間を友人や家族と過ごすこと自体が交流の場となり、心を豊かにします。ドーナツ一つで病気になるわけではなく、日常のバランスの中で楽しむことが大切です。

自由が丘に新しく登場する「アイムドーナツ」が、街の新しいランドマークとなり、多くの人々に小さな幸せを届けてくれることを願っています。そして皆さまには、甘いものを楽しみながらも、定期的な眼科検診を受けて目の健康を守っていただきたいと思います。

2つのトリビア:

①英語で “I’m donuts?” と書いたときに ?(疑問符) がつく理由は、これは「自分の言ったことが正しいのかどうか」を確認するニュアンスがあるからです。

1. 文法的には

  • I’m donuts. =「私はドーナツです。」(単なる断定文)

  • I’m donuts? =「私はドーナツ……なの?」(自分でも信じられない/相手に確認している)

つまり、疑問符をつけることで「本当にそうなの?」という気持ちを表現できます。

2. 会話的なニュアンス

英語では、断定文に疑問符をつけると 驚き・戸惑い・確認 の意味を加えることがよくあります。

  • 例:

    • You’re leaving.(君は行くんだね/事実の断定)

    • You’re leaving?(君、行っちゃうの?/確認・驚き)

同じように I’m donuts? は「えっ、私ってドーナツってこと?」といった、コミカルなニュアンスになります。

3. 日本語にすると

  • 「私ってドーナツなの?」

  • 「私がドーナツってこと?」

  • (冗談で)「ほんとにドーナツ扱いなの?」

こんな感じの軽いユーモアや自嘲表現です。

第2のトリビア:DACO

フランス語で「ダコー」と発音される言葉は “D’accord” です。

これは “d’” (de の短縮形 = 「~に」) + “accord” (合意、同意) からできています。

  • 直訳すると「同意に」「合意のもとで」という意味になります。

  • 会話では「了解」「わかった」「オーケー」といった軽い承諾の表現として使われます。

例:

  • A: Tu viens demain ?(明日来る?)

  • B: D’accord.(了解/わかったよ。)

つまり、日本語の「了解!」に近いニュアンス。

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