高円寺で見かけた紫の木の実、先日首魁下植物が身を付けました。紫に替わってゆきます。写真に写っている植物は コムラサキ(小紫、学名:Callicarpa dichotoma) です。
特徴
-
実の特徴:夏から秋にかけて、枝に沿って房状に鮮やかな紫色の実をつけます。熟す前は白~淡いピンクで、次第に濃い紫色になります。
-
樹形:高さ1~2mほどの落葉低木で、庭木や公園などに植えられています。
-
葉:細長い楕円形で縁に鋸歯があります。夏には淡紫色の小さな花を咲かせます。
-
鑑賞性:特に実の鮮やかな紫色が「紫式部」を連想させることから、庭園樹として人気があります。
目の健康に関連したトリビア
-
アントシアニンとの関係
コムラサキの紫色の実には、ブルーベリーやブドウと同じ「アントシアニン色素」が含まれています。アントシアニンは網膜のロドプシン再合成を助け、暗順応(暗いところに目が慣れる機能)をサポートする可能性があるとされています。
→ ただし、ブルーベリーなどに比べて摂取研究は少なく、民間利用の域を出ていません。 -
和名と視覚の美
「小紫」「紫式部」といった美しい名前は、実の色彩を目で楽しむ文化の一例です。古来、日本人は四季折々の色を「目で味わう」ことに価値を見いだしてきました。こうした感性は、視覚の大切さを再認識させてくれる要素ともいえます。 -
目にやさしい自然との関わり
紫色の実は秋の青空や緑の葉とのコントラストが強く、散歩中に目をリフレッシュさせてくれる効果があります。外に出て自然の色彩を眺めること自体が、近業疲労の予防や心身のリラックスにつながります。 -
関連記事
コメント