老舗天ぷら店「天一」が始めた天丼弁当──医院の机の上で味わう上質な昼食
天ぷら 天一 自由が丘店
自由が丘でランチシリーズでは基本単価を2000円以下に想定して取材しています。そこで今日は店内食を諦めて自由が丘北口前にある天ぷら店「天一」で天ぷら弁当を買い、医院の机の上でランチにしました。
天一といえば、銀座をはじめ都内各地に店舗を構える、天ぷらの老舗としてよく知られた存在です。その天一が近年、店内での提供とテイクアウト商品を明確に分け、天ぷら弁当の販売にも力を入れ始めていることは、自由が丘の街を歩く方ならお気づきの方も多いかもしれません。
天一という店の全体的な特徴
天一の天ぷらは、いわゆる奇をてらった創作系ではなく、素材の良さと揚げの技術で勝負する正統派です。海老、魚介、旬の野菜といった定番の食材を、軽めの衣でさっと揚げ、油切れよく仕上げる。食後に胃が重くなりにくいのは、長年の経験に裏打ちされた温度管理と油の扱いによるものだと思います。
夜はカウンターで、職人の手元を見ながら一品ずつ供されるコースが中心で、価格帯はやや高めながらも、「きちんとした天ぷら」を食べたい時の選択肢として確固たる地位を築いてきました。
自由が丘店の特徴
自由が丘店は、北口を出てすぐという非常に分かりやすい立地にあります。
銀座の天一に比べると、どこか街に溶け込んだ雰囲気があり、日常使いしやすい老舗という印象を受けます。
最近では、
・個席ないしカウンター席での天ぷら提供
・持ち帰り用の天ぷら弁当・惣菜
をはっきり分け、昼時には弁当を求める人の流れも定着してきました。自由が丘という「時間に追われがちな街」のニーズを、老舗なりの形で受け止めているように感じます。
天丼弁当(松)を実際に食べてみて
今回いただいたのは、1,700円の天ぷら弁当。
内容は、海老、白身魚、かぼちゃ、なす、いんげんなど、天ぷら弁当としては王道の構成です。
揚げたてから少し時間が経っても衣が油っぽくなりにくく、ご飯との相性も良好。診療机の上でも十分に満足できる味わいでした。
昼食後にすぐ診療へ戻ることを考えると、重すぎず、しかし「きちんと食べた感」がある点は、医療現場の昼食として非常にありがたいところです。
自由が丘ランチとしての位置づけ
自由が丘にはカフェや洋食、エスニックなど多彩なランチの選択肢がありますが、
老舗の和食を、短時間で、持ち帰りでも楽しめる店は意外に多くありません。
その意味で、天一の天ぷら弁当は、
「外食する余裕はないが、コンビニでは物足りない」
そんな日の現実的かつ上質な選択肢といえます。
次は時間に余裕のある日に、改めてカウンターで揚げたてを一品ずつ味わってみたいと思いますが、忙しい平日の昼には、この机の上の天一という楽しみ方も、十分に価値があると感じました。



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