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[No.4520] 自由が丘・美観街の「豆点」が“中華バンバン”として復活しました

自由が丘・美観街の「豆点」が“中華バンバン”として復活

自由が丘・美観街で「豆点」として親しまれていたラーメン店が、機材点検を理由に閉店してから約半年。どうなったのだろうと気にしていたところ、元の店舗からほど近いビルの2階に「中華バンバン」として復活しているのを見つけました。場所は、北海道ラーメン熊の向かい。下駄屋さんの隣です。駅からも近く、当院にお越しの患者さんがランチを探す際にも立ち寄りやすい立地です。

その日は特に予備知識もなく「中華のランチでも」と階段を上がりました。2階の扉はやや重く、最初は「今日は休みだろうか」といぶかしく思ったほどです。ぐっと力を込めて押すと、何のことはなく開きました。中に入ると、幅の広いカウンター席が約10席。余計な装飾のない、昔ながらの中華料理店らしい実直な空間です。

カウンターの内側で、ポマードで髪を固めたご主人が一人、黙々と鍋を振っておられました。その横顔を見て、はっとしました。「あれ、この方は豆点のご主人では?」と。ほどなくメニューに「豆点復活」と記されているのに気づき、思わず嬉しくなりました。屋号は変わっても、味と作り手はそのまま戻ってきたのです。

この日は懐かしさに誘われて回鍋肉飯を注文。価格は1000円。しっかりとした量感で、キャベツと豚肉が甘辛味噌で炒められ、ご飯が進む一皿です。印象としては塩味がやや強め。最近の“やさしめ志向”の味付けとは一線を画し、昔ながらの町中華の力強さを感じます。午後の診療に備えて気合を入れるにはちょうどよい、とも言えましょう。

一人で調理を担うスタイルゆえ、提供には少し時間がかかることもあります。しかし、その分、鍋を振る音や香りをカウンター越しに感じながら待つ時間もまた、この店の魅力の一部です。常連と思しきお客さんが静かに食事をして帰っていく様子から、すでに地域に再び溶け込みつつあることがうかがえました。

自由が丘は、再開発や店舗の入れ替わりが続く街です。新しい店が次々に生まれる一方で、馴染みの味がふっと姿を消すこともあります。そのなかで、形を変えつつも復活する店があることは、街の記憶が途切れていない証のようにも感じられます。

当院に通われる患者さんのなかには、「検査のあと、どこで食事をしようか」と楽しみにされる方も少なくありません。駅近で気軽に入れる中華をお探しなら、この“豆点復活”の中華バンバンも選択肢のひとつでしょう。少し重めの扉を押し開ける勇気さえあれば、懐かしい味が待っています。

診療の合間に街を歩くと、こうした再会に出会えることがあります。医療もまた、継続と再生の積み重ねです。街とともに歩む眼科として、これからも自由が丘の小さな変化を見つめていきたいと思います。

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