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[No.521] 眼科用サプリについて!

私は知り合いから眼科で勧めるサプリメントについて概要を聞きたいとのお話がありましたので、先日当医院をお訪ねくださった会社の方からその会社で出している眼科用サプリメントの概要を伺いました。

本日伺ったお話の概要:おおむね私にも理解できるお話でしたので、その概要を採録してみます。(今後、当医院での取り扱いを検討いたします。)

サンテウェルビジョン:コンセプト:「抗糖化」「抗酸化」作用による目と全身のエイジングケア。眼のベーシックサプリメント。成分:菱エキス50mg,ルテイン20mg, ゼアキサンチン3mg. 期待効果:AGE阻害による抗糖化作用。水晶体老化予防、黄斑色素低下予防、血管、認知機能、コツなどの老化予防。対象:若い方から幅広い年代。水晶体の加齢変化を感じる方、(老視、疲れ目、白内障)全身のエイジングに興味のある方。(血管系、骨、認知機能など)備考:ヒシエキスは林兼産業より提供。

サンテ グラジェノックス:コンセプト:高い「高酸化力」による酸化ケア。緑内障など参加ストレスの関与のある患者さんへのケア。成分:松樹皮エキス ピクノジェノール40mg ビルベリーエキス ミルトセレクト90mg。期待効果:「抗酸化力向上による緑内障ケア」。眼圧降下作用、血流改善作用、神経保護作用。その他:アレルギーなど炎症への効果。対象:緑内障など。ウェルビジョンと比較すると若い年齢。備考:ピクノジェノールは化粧品や美容サプリにも使用。

サンテ ルタックス20V:コンセプト:AREDs2試験に準拠した加齢黄斑変性症予防。成分:ルテイン20mg、ゼアキサンチン3mg、ビタミンC 300mg、ビタミンE 150mg、亜鉛15mg、銅 1.2 mg。 期待効果:加齢黄斑変性症の予防。黄斑色素密度低下。対象:高齢者(60歳以上)からの黄斑ケア。加齢黄斑変性の前駆病変の方。白内障手術前後のケア。備考:関連商品としてサンテㇽタックス20、サンテㇽタックス20 DHA

ーーー続いてサプリメントとはーーーー

次に:サプリメントとはの概要から(https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/supplement.htmlを参考に)おさらいです

サプリメントとは

 サプリメントとは、健康食品に分類される食品で、健康食品もサプリメントも法律上の定義はなく、健康の維持増進のために利用されています。

図:健康食品・保健機能食品・医薬品の分類を示す図
図:健康食品・保健機能食品・医薬品の分類1)を参考に作図

 サプリメントはビタミンやミネラルなど健康の維持増進に役立つ特定の成分を濃縮し錠剤やカプセル状にしたものです。アメリカではDietary Supplementを「従来の食品・医薬品とは異なるカテゴリーの食品で、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ハーブ等の成分を含み、通常の食品と紛らわしくない形状(錠剤やカプセルなど)のもの」と定義しています。

サプリメントの種類は、①ベースサプリメント(体に必要なビタミンやミネラル、アミノ酸、食物繊維、DHAやEPAなどを補います。ビタミンはビタミンB1やビタミンB2、ミネラルは鉄や亜鉛など単体で販売されるものや、ビタミンを全て含んでいるマルチビタミンという形で販売されることもあります。②ヘルスサプリメント(健康維持や美容などのために利用するイソフラボン、ローヤルゼリー、プロポリス、セサミン、カテキンなど)があります。③オプショナルサプリメント(ウコン、マカ、ブルーベリー、グルコサミンなどが体調の回復のために利用される)

サプリメントの利用目的は健康の維持・増進や病気の予防、食事で不足している栄養素の補給や強化、疲労回復、美容やダイエットなど性別や年齢により目的は様々。さらに約5%は医薬品ではないが、病気の治療目的に使用している。

サプリメントの利用状況:サプリメントの利用状況は年々増加し、最近では約3割の人が毎日サプリメントを利用している状況。また以前サプリメントを利用したことがある人は約8割もいる。子供用のサプリメントもある。

サプリメントの正しい利用法:サプリメントは情報が氾濫している。まずは購入する前に、ご自分に本当にサプリメントが必要か考えてみる。サプリメントの利用の前に、まずは毎日の食事から野菜、果物、乳製品、魚などを食品から取り入れるようにする。そのためには栄養バランスの良い食事を心がけ、食事内容や食生活事態を見直す。サプリメントを購入する際には成分名、含有量、問い合わせ先を確認する。特に健康面の安全性や有効性を判断するためには含有量が必要。サプリメントは食品に分類されているが、ビタミンやミネラルなど1度に多種類のサプリメントを摂取すると健康被害の可能性が高くなり、被害の原因究明も難しくなる。何種類か摂取している場合は、同じ成分が重複していることもあり、過剰摂取による体調不良も引き起こします。サプリメントを使用する際は、服薬中の薬との飲み合わせを確認する。サプリメントの形状は薬に似ていますが、薬とは別物。サプリメントの利用によって病気の治癒が遅れたり、症状が悪化することもある。サプリメントは食品ではあるが、薬のような副作用がないわけではない。サプリメントを利用するときは、どこのメーカーをいつ、どのくらい飲んだかなどをメモし、体調が悪くなったときは、すぐ使用を中止し、医療機関や保健所へ報告します。

 

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