コメント:茅ケ崎の殺人事件が注目されています。「好事魔多し」良さそうなことには思わぬ落とし穴もある。自分には法的に落ち度がなくても、このような八つ当たり被害は避けたいと思わせる事件でした。不動産賃貸に大手不動産賃貸業を挟むのにも、こんな事件を避けようとする意味があったのかもしれません。
ーーー記事抜粋ーーー
「オマエ、ナンボのもんじゃい!」“家賃4万円滞納を繰り返した50歳無職男の狂気”…誰もが羨む外資系IT会社員(55)をメッタ刺しにしたのは副業不動産ビジネスの客だった‼〈茅ヶ崎ピンポン刺殺〉
神奈川県茅ヶ崎市中海岸の会社員(55)が12月20日、自宅を訪れた男にいきなり刺殺された事件で、神奈川県警は22日、大阪府出身の住所不定、職業不詳、T容疑者(50)を殺人容疑で逮捕した。男は同日、逃走先で警察に出頭していた。供述などから背景には不動産絡みのトラブルがあるとみられ、県警が調べを進めている。
容疑者との接点は購入した1棟のマンション
海沿いの一軒家に住む外資系I T会社員で、趣味はサーフィン、息子は東京大学合格。潮の香りと陽光に包まれた、誰もが憧れる華やかな生活を送っていたであろうYさんは、2015年には自宅に不動産管理会社も設立し、副業で不動産業も営んでいた。
登記簿謄本で確認できる限りでも、東京都品川区内のマンションの一室、札幌市東区内の鉄筋3階建て共同住宅、京都市左京区内の鉄骨5階建てマンションなどを購入。そして、2016年には大阪市城東区内の鉄骨4階建てマンションを購入している。 「マンション投資は最初、資本金10万円程度の小さな金額ではじめていた。品川区内の中古マンションの一部屋を2千万円ほど借りて購入していたが、翌年からある地方銀行で多額の金を何度も借り、次々と投資。数億円もの金が動いていた」(社会部記者) フェイスブックなどによれば、Yさんは京都府北部の綾部市出身で、地元の府立高校中退後に茅ヶ崎市の賃貸マンションに移り住み、2004年に現在の自宅を購入。外資系I T企業での職歴が長く、地域セールスディレクターとして辣腕を振るっていた。 四方さんの勤務する会社は都内のレンタルオフィスにあり、一見、接点のなさそうな大阪府出身の高井容疑者との繋がりは、どうやら副業の方でできたようだ。
退去を迫られていた高井容疑者
高井容疑者はYさんが2016年に買収した大阪府城東区のマンションに居住していたが、家賃を滞納していたという。 「T容疑者は2017年以降、月4万円の家賃滞納を繰り返し、今年1月、Yさんに提訴された。大阪簡裁は10月、T容疑者に退去を命じています」(社会部記者) 高井容疑者を知るマンション住人が証言する 「オーナー(Tさん)に悪い印象はないですよ。前のオーナーから変わったのは6年くらい前で、家賃も5000円安くなったから感謝してます。Tさんがここに引っ越してきたのも同じ頃でしたね。 Tさんは普段、白いTシャツにGパン姿で短めの白髪頭。イカツイおじさんで、昼夜問わずしょっちゅう怒鳴っているイメージですね。こてこての関西弁で『オマエ、コラ、ナンボのもんじゃい!』って、声がしょっちゅう響いていました。 彼が嫌で部屋を出ていった人もいるそうです。(Tさんが)部屋を退去したのは12月17日、18日くらいだったと思います。業務用のトラックが荷物を次々と運んでいました」 退去後、T容疑者は大阪ナンバーのレンタカーで茅ヶ崎の現場に乗り付け、インターホンで玄関先に呼び出したYさんを、包丁のような刃物で複数カ所メッタ刺しに。かなり強い殺意を持って犯行に及んだとみられている。 犯行後は、このレンタカーで逃走し、12月20日、千葉県茂原市で警察に出頭した。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
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