清澤のコメント:「保湿ティッシュ販売急増 花粉多く、マスク緩和も背景に」と、日経商品ニュース
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保湿成分を含み肌触りが柔らかい保湿ティッシュの販売が伸びている。外箱がない「ソフトパック」の売れ行きは前年の2倍を超える。今春は花粉の量が多く、鼻をかむ回数が増えているのが影響しているようだ。新型コロナウイルス禍で保湿ティッシュの販売は苦戦していたが、マスク着用の緩和もあって回復しつつある。都内在住の30代女性は一般的なティッシュで鼻をかんでいたが、しっとり感を求めて、久々に保湿ティッシュに手を伸ばしたという。3月6〜12日の保湿ティッシュの販売組枚数は、ソフトパックタイプが前年同期の2.26倍に増えた。ポケットタイプも同93.6%増だった。年明け以降、ともに前年同期を上回って推移していたが、2月に入ってから増加率が拡大した。
外箱に入ったボックスタイプの販売組枚数も同29.3%増えた。「ソフトパックへの消費者のシフトなどから近年減少傾向にある」(インテージの木地利光氏)ため前年を下回って推移していたが、2月末からプラスに転じた。一般に花粉の飛散が多いと症状は強くなるといわれる。保湿ティッシュは1千組当たり平均価格が保湿でないタイプの2倍超で、消費者が敬遠したもようだ。
政府は3月中旬、コロナ対策のマスク着用について屋内外を問わず「個人の判断」に委ねるとした。マスクを外して外出する機会が増えれば、花粉に触れる機会も増す。(黒瀬幸葉)
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