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[No.2004] ”細胞の老化”を逆転させると若返る?山中伸弥x堀江貴文

山中伸弥教授と堀江貴文氏の対談の動画を視聴しました。上のユーチューブで視聴できます。

   ーーーー書き起こしーーーーー

◎ドーパミン不足のパーキンソン病治療の研究を元は脳外科医の高橋淳氏が行っている。既に7人の手術が終わり、ブラインドで成果待ち。

◎山中氏の経歴:2007年に人のiPS細胞を作った。2012年ノーベル賞受賞。

◎このiPS研究は今、マラソンで例えると折り返しあたりで、これからが本当の勝負だ。

眼科の高橋雅代さんが加齢黄斑変性への応用を行った。臨床開始までは5年と早かった。

◎細胞のリプログラミングの話。Reprograming:脚注

◎加齢がもたらす影響は?モードをコントロールするという事。

◎4つの遺伝子を入れると元の細胞になる:老化を逆転させるという試みもある。遺伝子:染色体の修飾を研究した。生命の進化に関る機構は、それほど複雑ではないはず。

◎ ネアンデルタール人と人類(ホモサピエンス)が共存した時代があったが、今までホモサピエンスだけが残った。両者の知識の伝達能力が違ったのはないかと考える人がいる。脳に関する遺伝子ではネアンデルタール人と人間の差は少ない。(この動画は此処までで切れています。)

 

清澤の脚注:iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、体細胞に特定の遺伝子を導入することで、ES細胞(胚性幹細胞)のように非常に多くの細胞に分化できる分化万能性と、分裂増殖を経てもそれを維持できる自己複製能を持たせた細胞のことを指します1

このプロセスはリプログラミングと呼ばれ、山中伸弥教授のグループが見出したわずかな因子でリプログラミングを起こさせる技術は、再現性が高く、また比較的容易であり、幹細胞研究におけるブレイクスルーといえます2

具体的には、山中教授のグループは最初にES細胞で特徴的に働いている4つの遺伝子(Oct3/4, Sox2, Klf4, c-Myc)を見出し、これらの遺伝子をマウスの皮膚細胞(線維芽細胞)に導入し、数週間培養しました。すると、送り込まれた4つの遺伝子の働きにより、リプログラミングが起き、ES細胞に似た、様々な組織や臓器の細胞に分化することができる多能性幹細胞ができました2

この技術は再生医療や、病気の原因を解明し、新しい薬の開発などに活用できると考えられています2。例えば、iPS細胞から分化誘導した細胞を移植する細胞移植治療への応用が期待できます2。また、難治性疾患の患者さんの体細胞からiPS細胞を作り、それを神経、心筋、肝臓、膵臓などの患部の細胞に分化させ、その患部の状態や機能がどのように変化するかを研究し、病気の原因を解明する研究も期待されています2

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