大隅典子教授(東北大学 附属図書館長)のオープンサイエンス時代の論文出版:第3回 「転換契約」始まる:が週刊医学界新聞に出ています(原記事にリンク)
この記事は、オープンサイエンス時代における論文出版の問題と解決策について述べたものです。オープンサイエンスとは、誰もが学術情報にアクセスできる環境を目指すもので、Society 5.0の実現に向けて重要なマインドです。[1]しかし、現在の学術情報流通では、電子ジャーナルの購読料とOA出版に必要なAPC(投稿料)が高騰しており、研究者や大学にとって負担が大きくなっています。そこで提案されるのが「転換契約」です。[2]これは、購読料をAPCへ段階的に移行させることで、OA出版の拡大をめざす契約です。[3]この契約により、研究者はAPCの減額、大学は研究発信力強化、産業界は活用可能な研究成果の増加というメリットが得られます。[4]日本国内でも、転換契約を結ぶ大学が増えており、オープンサイエンスの推進に寄与しています。
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