眼科医療経済等

[No.2204] 政府の「年収の壁・支援強化パッケージ」について:記事紹介

「年収の壁・支援強化パッケージ」について社会保険労務士の村越𠮷美さんが日本の眼科(94:11,15566-7)に解説記事を書いて居られます。非常勤職員には年収の壁というものがあり、12月になるとそれを超えないように職員が出勤日を減らすこともあって、診療所の経営者や職場のマネージャーには繁忙期に出勤する職員数が不足するというのは頭の痛い問題です。記事の概要は次の通り:

  • 年収の壁・支援強化パッケージとは:社会保険料や配偶者手当の影響で,一定以上の収入を得ると手取り収入が減ることを避けるために,就業調整をしている方が働きやすくなるように,政府が実施している対策のこと。
  • 106万円の壁への対応:従業員100人超の事業所に勤務する人が対象で,社会保険への加入による手取り収入の減少を防ぐために,キャリアアップ助成金や社会保険適用促進手当が用意されている。
  • 130万円の壁への対応106万円の壁への対応以外の事業所に勤務する方が対象で,配偶者の社会保険の扶養から外れることを防ぐために,事業主の証明による被扶養者認定の円滑化が行われている。
  • 配偶者手当への対応:企業等事業所の配偶者手当の見直しを促進するために,厚生労働省が資料を公表している。

 繁忙などによる一時的な支給給与の増加で、この壁を超えるといった場合には雇用者が其れを証明するという方法があるようです。詳しくは、担当部署(年収の壁突破・総合相談窓口(厚生労働省):受付時間平日83018150120-030-045(フリーダイヤル・無料)等)にお問い合わせください。

 

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