3月9日から15日までの期間に自由が丘清澤眼科でも夜間にエントランスにグリーン色の照明を簡易的に掛けるることを検討中しています。
ライトアップ・イン・グリーン運動は、緑内障の認知度向上と早期発見の重要性を伝えるための啓蒙活動です。毎年3月の「世界緑内障週間」に合わせて、世界各地のランドマークや公共施設が緑色にライトアップされ、緑内障について市民の関心を高めることを目的としています。
運動の起源
この運動は、世界緑内障連盟(World Glaucoma Association, WGA)と世界緑内障患者連盟(World Glaucoma Patient Association, WGPA)が中心となり、2008年に「世界緑内障週間(World Glaucoma Week)」を制定したことがきっかけとなっています。日本では、日本緑内障学会が2014年に「ライトアップ・イン・グリーン運動」を開始し、全国の医療機関や自治体と協力して活動を広めています。
運動の目的
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緑内障の認知度向上
緑内障は視神経がダメージを受け、進行すると視野が狭くなる病気です。日本では40歳以上の20人に1人が罹患していると言われていますが、自覚症状が少ないため、多くの人が気づかずに放置してしまいます。 -
早期発見・早期治療の促進
緑内障は早期発見し、適切な治療を受けることで進行を抑えられます。定期的な眼科検診の受診を促すことが、この運動の大きな目的です。
運動の広がりと現在の状況
日本国内では、東京タワー、横浜マリンタワー、大阪城、名古屋テレビ塔などのランドマークが緑色にライトアップされるようになり、多くのメディアでも取り上げられるようになりました。また、全国の眼科医療機関でもポスター掲示や講演会の開催などを行い、より多くの市民が緑内障のリスクについて学ぶ機会が増えています。
この運動を通じて、より多くの人が緑内障検診を受け、失明を防ぐことが期待されています。緑色のライトアップを見かけた際は、この大切なメッセージを思い出し、ご自身やご家族の目の健康を守るために、定期的な眼科受診を検討してください。
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