ブログを元に、最近の話題を取りまとめてこの「自由が丘清澤眼科最近の話題:長版)と、それから記事を厳選したメルマガの発信をしています。今回で102号。メルマガ読者数は患者さんを中心に(1月22日で)970人になりました。(⇒視聴登録募集。ご登録はこちらから)、登録取り消しも簡単にできます。さて、一度読めていたのに、最近メルマガ配信が中断したという方は、あなたの携帯電話の迷惑メールボックスに入っている可能性がありますので来院時に当院職員にご相談ください。
① ご近所の話題など
◎ 自由が丘でランチ:韓国料理店カロスキル(並木道)
自由が丘で知られた焼き肉店の京城苑の有ったビルの地下に最近できた韓国料理店です。定食に付いて来る小皿の数が多くて豪華な印象を与えますが、更にメインの料理も十分に堪能できるものです。代表的韓国料理を紹介しました。
◎ 私のブログの明朝体が読みにくい? 低視力・コントラスト感度低下と「メイリオ」の相性を考える
コントラスト感度が低下している方では、明朝体の「細い横棒」が負担になり、メイリオのようなゴチック体が読みやすく感じられることは十分に起こり得ます。一方で、読みやすさは文字サイズ・太さ・行間・画面環境にも強く左右されます。ブログ運用としては、本文はメイリオ等のゴチック体を基本にする。小さすぎる文字を避け、行間を少し広めにする。強調は「太字+余白」で、下線や細字多用を避けるなどを心がけます。
◎ 銀が「蒸発」するとは何か?― トランプ「232条」と“ドンロー主義”で読み解く、金銀高・株高の一本線 ―
最大の生産国でもある中国からは銀輸出禁止措置もとられていて、工業材料としての銀の逼迫は喫緊の話です。それがイーロン・マスク氏を嘆かせています。この動画の著者は、トランプが米国内の銀鉱山の再興を目指すとしていますが、すぐにできるはずもなく、そこは少し怪しいです。
◎ ウクライナ戦争は終わるのか、金はどこまで騰がるのか――動画要旨紹介
視聴したのは、不動産・投資系チャンネルで行われた「2026年の世界リスクと経済」対談です。テーマは①ウクライナ戦争の終結見通し、②戦争とマーケット、③米国とベネズエラ緊張と金価格、④通貨への信認低下(脱ドル化)でした。
◎ 阿佐ヶ谷桃園川緑道公園に西洋サクラソウ(プリムラ・ジュリアン)の花が咲きました
「プリムラ(Primula)」という名前は、ラテン語のprimus(最初の)に由来します。これは、春の花の中でも早い時期に咲くことから名付けられました。実際、日本でも1月から2月という寒い時期に花をつけ、春の訪れを先取りするように咲く姿が印象的です。日本に古くから自生するサクラソウとは系統が異なりますが、その姿が似ていることから「西洋サクラソウ」とも呼ばれるようになりました。
ひときわ葉の緑が豊かで、瑞々しい低木に目が留まりました。刈り込まれた生垣状の樹形、厚みのある艶やかな葉。暖かい季節には、決して派手ではないけれど、季節には静かに存在感を放つ白い花が咲いていた記憶があります。案内板を見れば、この木がクチナシ(梔子)です。古い歌謡曲を思い出しました。
◎ NYSEが新しい取引プラットフォームの開発を発表:ニュース
NYSEが24時間365日取引可能なデジタル株式取引プラットフォームを開発中と発表しました。ブロックチェーンで株式などを「トークン化」し、即時取引・即時決済を目指します。しかし、規制当局の承認が必要であり、導入時期はまだ未確定です。
② 一般患者さん向けの眼科の話題
◎ 小児の近視は「進行抑制する」時代へ、続々増える選択肢 :清澤のインタビューを含む記事の紹介 2026/01/20 渋下 碧=日経メディカル
本日、日経メディカルに私もインタビューに応じた近視治療の総論記事が公開されました。 https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/202601/591769.html 「よろしければ記事公開に関しまして、SNSなどで広めていただけますと幸いです:と記者さんからの連絡をいただきました。この記事の中には低濃度アトロピン療法が近日中に選択医療に組み込まれそうだという希望が見える記述も含まれていました。
◎ コンタクトレンズ診療で来院された近視のある患者さんに向けて、視神経繊維層の欠損を理由に視野検査を勧める状況を説明します
近視のある方の眼を詳しく調べると、眼の奥にある網膜の断層画像(OCT検査)で、「神経線維層」と呼ばれる部分が、やや薄く見えることがあります。神経線維層は、目で見た情報を脳へ送る大切な“電線”のような役割を担っており、この部分が減ってくると、緑内障との関連が問題になることがあります。その場合には視野検査をお勧めします。
◎ 近視矯正手術とドライアイ ―私が診た米軍退役時健診の現場から見えてきた近視矯正手術の長期的影響 ―
米軍では、近視矯正手術が基地内医療施設で、米政府の負担により行われてきました。そのため、手術に関連して生じた後遺症については、国として評価・補償の対象となります。こうした背景を踏まえると、近視矯正手術の種類と、それぞれに伴うドライアイ症状の特徴を整理して理解することが重要です。
◎ まぶたの縁に黄色い脂が見える? ― マイボーム腺梗塞とその治療 ―
鏡を見たときに、まぶたの縁に黄色っぽい脂のかたまりが、ポツッと膨らんで見えることはありませんか。痛みはほとんどないものの、目がゴロゴロする、乾く、かすんで見えるといった不快感を伴うことがあり、気になって眼科を受診される方が少なくありません。この所見は「マイボーム腺梗塞」と呼ばれる状態です。
③ 此処からは論文紹介など眼科のやや専門的、学術的な話題です
◎ 救急外来でも「目の奥」をすぐに見る時代へ ―― 散瞳しなくてもできるOCTが、診断を大きく変えています ――
突然、視力が落ちた、見え方が変だ、片目が赤い、物が二重に見える――。こうした症状で救急外来を受診される方は少なくありません。以前は、目の奥を詳しく調べるためには散瞳(瞳を広げる点眼)を行う必要があり、時間もかかり、救急の現場では簡単に行えない検査でした。しかし近年、無散瞳でも撮影できる眼底写真とOCT(光干渉断層計)が普及し、現在状況は大きく変わりつつあります。
◎ 米軍退役軍人の自殺リスクを高める「社会的要因」とは何か ― 目の前の症状だけでは見えない背景 ―
自殺は米国における深刻な公衆衛生上の課題です。特に米軍退役軍人は、全成人の7%未満であるにもかかわらず、自殺死亡の約14%を占めています。近年「健康の社会的決定要因(SDOH)」――人がどのような環境で生き、働き、支え合っているか――が自殺リスクに深く関わることが指摘されています。
◎ WHOが初めて示した「肥満治療薬GLP-1」指針とは― 肥満は“意志の問題”ではなく、治療すべき慢性疾患へ ―
GLP-1薬は、食欲を抑え、満腹感を高める作用をもつ注射薬(最近は内服薬も登場)で、代表例としてセマグルチド(Wegovy)やチルゼパチド(Zepbound)があります。糖尿病治療薬として開発されましたが、体重減少効果が明確であることから、肥満治療にも使われるようになり治療すべき慢性疾患として扱われるようになりました。
◎ 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と妊娠― ミオイノシトール補給は合併症を防げるのか ―
この研究結果は、PCOSの妊婦に対して妊娠合併症を予防する目的で、妊娠中のミオイノシトール補給を routine に勧める根拠はないことを示しています。これまで「体にやさしそう」「害が少なそう」という印象から期待されてきたサプリメントであっても、しっかりとした臨床試験で効果が確認されなければ、医療として推奨することはできません。多嚢胞性卵巣症候群の眼症状も調べました。
◎ 不眠症治療は「薬を出す」から「出口を考える」時代へ ― デエビゴ錠の臨床データと睡眠マネジメントの実際 ―
不眠症治療において近年注目されているのが、オレキシン受容体拮抗薬という新しいタイプの睡眠薬です。その代表が、発売から5周年を迎えた国産薬「デエビゴ錠」です。
デエビゴは、「覚醒を保つオレキシン」という物質の働きを一時的に弱めることで、自然に眠りに入りやすい状態を作る薬です。
④ 眼瞼痙攣、ビジュアルスノウなど神経眼科関連の話
◎ 片側顔面痙攣のボトックス治療 ― 目の周りだけの注射でも十分なのか?最新研究から ―
片側顔面痙攣では口の周りにも痙攣が見られる例がありますが、そのような例の口の横にボトックスを打つと口角の下制を訴えられることがあります。こんれは、口周りを省略することでボトックス投与の成果が悪化しないか?ということを調べた研究の報告です。
◎ ビジュアルスノウ症候群研究の最前線 ―「目の病気」から「脳のネットワーク障害」へ―:新しい総説の紹介
所見は、VSSが特定の部位の異常ではなく、「脳内ネットワーク全体の調整不全(ネットワーク障害)」である可能性を示しています。とくに、視床と大脳皮質のリズム調整が乱れる「視床皮質不整脈」という概念が、症状を説明する仮説として注目されています。



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