キサラタンの副作用とは?:此の海外のページの写真でわかりますでしょうか?目の周りが多少黒ずんで見えます。緑内障治療薬のキサラタン点眼液で目の周囲が黒くなる副作用の原因と予防法を説明します。
キサラタン点眼液は緑内障や高眼圧症の治療に使用される薬剤です。この薬剤は、プロスタグランジン系点眼薬の一種で、眼圧を下げる効果があります1。ただし、この薬剤には、皮膚に付着すると黒ずみの原因となるという副作用があります1。目の周り、特に下まぶたのあたりが黒っぽくなってしまうケースが多いです1。これは、目からこぼれた目薬の成分が皮膚に付着して起こります1。
そのため、毎晩1回の点眼は「お風呂の前」にすることをお勧めします1。緑内障の方が眼圧を下げる薬を点眼するのをやめることはできません。皮膚への黒ずみという副作用がでないよう、シッカリとまぶたのあたりについてしまった目薬の成分は洗い流すようにします1。
もう少し詳しく情報を加えましょう:
キサラタン点眼液(ラタノプロスト) の副作用とは
キサラタン点眼液を代表とするプロスタグランジン(PG)製剤には、共通する特徴的な副作用があります。以下は、その3つの症状です。
1.虹彩色素沈着/眼瞼色素沈着
虹彩とは、いわゆる黒目の部分を指します。虹彩の色はメラニン色素の量で決まり、日本人は黒色や褐色が多いです。PG製剤の使用により、虹彩のメラニン色素が増加し黒くなることを虹彩色素沈着といいます。
この色素沈着は使用中徐々に増加し、使用中止によりそれ以上進みませんが、色が薄くなったり消えたりすることはありません。
例えば、片方の目のみ点眼している場合、虹彩色素沈着が起こると左右の目の色に差が見られることもあります。
また、まぶたのメラニン色素が増殖してしまう可能性もあります。これを眼瞼色素沈着といいます。
2.眼瞼部多毛/睫毛(まつげ)の異常
PG製剤は睫毛の毛包に作用し、毛周期の成長期を長くする働きを持っています。
この作用により、眼の周りに産毛が生え、睫毛が濃く、長く、太くなることがあります。
眼瞼色素沈着と眼瞼部多毛、睫毛の異常に対しては、点眼後薬液が目の周りに残らないよう、点眼後に洗顔をするか濡れティッシュなどでよく拭き取ることが重要です。
3.眼瞼溝深化
PG製剤は瞼の脂肪を減らす作用を持っています。瞼の脂肪が減ってしまった結果、瞼にシワがよりやすく、深くなることがあります。
4. その他
結膜充血・ぶどう膜炎・虹彩炎・しみる等の眼刺激症状・そう痒感・眼痛・霧視:も指摘があります。
※4・頭痛・咽頭違和感・嘔気・めまいなども記載があります。
※4 点眼後一時的に霧視の症状がある可能性があり、症状が回復するまで機械類の操作や自動車等の運転にはしないよう注意してください。
コメント