眼部打撲に伴う眼窩底骨折は、顔面に強い衝撃が加わることで起こります1. 症状としては、目がへこんでしまう眼球陥凹(かんおう)や、物が二重に見える複視、頬部の知覚障害、吐き気、嘔吐などが生じます1。 軽症の場合は、保存的治療で経過観察を行いますが、後遺症が残ることもあり、注意が必要です1. 症状が強い場合は手術による整復を行います1. 眼窩底骨折の診断には、X線やCT、時としてMRI検査を用います2. また、どの程度眼球運動障害が出ているのかを調べるため、ヘス赤緑試験を行うこともあります2. 保存的治療では、複視や頬・下唇の痺れが改善するためには、1-6ヶ月ほどかかります3. 手術の可能性が高い場合や希望される場合は、手術を行っている病院を探したり、紹介してもらいましょう3.
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