今日の外来で、看護師さんと検査員が眼瞼痙攣でふと立ち止まってしまって後ろの人に突き飛ばされそうになったと訴える患者さんにヘルプマークを付けることを勧めていました。
ヘルプマークとは何?を調べてみました。
赤地に白い十字とハートが描かれた「ヘルプマーク」は、手助けや配慮が必要であるにもかかわらず、外見からは分かりにくい人が付けるマークです。義足、人工関節、内部障害、難病、妊娠初期などさまざまな事情を抱えた人が利用しています。
考案者は前東京都議会議員の山加朱美さんで、自身も人工股関節を使用しており、困ることが多かったため、シンボルになるマークを提案したということです。
ヘルプマークを付けた人に対して心掛けたいことは次の3点です:
- 健康に見えても疲れやすい、突発的なトラブルに対応しにくい、自力での避難が難しいなどの事情に配慮することが肝要です。
- 電車やバスで席を譲る。
- 困っている人を見かけたら声を掛ける。
- 災害の発生時には安全に避難するための手助けをする。
直接的な手助け以外にも、マークの意味を知らない周囲の人に伝えることもサポートになります。多くの人に知ってほしいマークです。
コメント