自由が丘 清澤眼科について

[No.3206] 自由が丘清澤眼科最近の話題(長版)48号;1月13日( 月曜日)

◎ ブログを元に、最近の話題を取りまとめてこの「自由が丘清澤眼科最近の話題:長編)と、それから厳選してのメルマガの発信をしています。今回で共に48号です。読者数は眼瞼痙攣患者さんを中心に1月13日までに605人になりました。(⇒視聴登録募集。ご登録はこちらから)、登録取り消しも簡単にできます。

① ご近所の話題など

◎ 自由が丘でのランチ:今週はフルーツサンドを探してみました。筆頭の自由が丘サンドは当医院の斜め向かいです。

ランチ時にフルーツサンドやフルーツケーキを食べられる店を5軒紹介

◎  1月から2月にかけての日本での催事や行事を目の健康と合わせて説明します。冬季は寒さにより目の不調が起き易い季節です。図の金鵄(金色のとび)と、3本足のヤタガラス(熊野神社のマーク)は共に神武天皇関連ですが、別のエピソードでした。

1月から2月にかけての、日本での催事や行事を目の健康と合わせて説明します

◎ 大地震発生をその一時間前に予測する研究の紹介です。大気の電離層に異常が発生して電波の反射状態が変わるのを、多くの観測点で同時に見付けることで大地震が予測ができるそうです。

電離層異常検知による大地震発生一時間前予測の可能性(九月学士会午餐会講演要旨など)

②一般患者さん向けの眼科の話題

◎ 緑内障患者にはなぜ定期的受診が必要か考えました。点眼をしていても自覚症状がないので時々は診ていないと思わぬ進行を見逃すことがあります。

緑内障患者さんの定期通院の重要性についての説明です

◎ 参天製薬が近視抑制用低濃度アトロピンの製造販売承認を得たそうです。(発売日は未定)

近視進行抑制点眼液 リジュセア®ミニ点眼液0.025%の製造販売承認取得

◎ 2月からスギ花粉が飛散する季節になり、花粉症のある方には苦しい季節となります。1月からの生活・食事面及び医療面からの花粉症対策を説明します。

生活・食事面および医療面からのスギ花粉症の対策について

◎ 片目の周囲が腫れる難治性の特発性眼窩炎症の説明をします。眼窩炎症性疑腫瘍、眼窩筋炎などの名称でも呼ばれます。

特発性眼窩炎症(Idiopathic Orbital Inflammatory Disease)について

◎ コンタクトレンズ使用者に見られるマイボーム腺機能不全の対策を述べました。

マイボーム腺機能不全(MGD)について

③ 此処からは論文紹介など眼科のやや専門的、学術的な話題です 

◎ 学会誌によると米国では投資ファンドによる病院買収が進んでいます。その結果、病院の収益性は上がるが、病院の評判は3-4年で劣化するようです。

投資ファンドによる米国病院の買収後における患者ケア体験の変化:米国医師会雑誌記事紹介

◎ 米国の調査では、高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)感染症は鳥や牛の取扱者に見られ、特に結膜炎が呼吸器症状よりも多かったそうです。

高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)感染症では結膜炎が多い:論文紹介

◎ 白内障術後の飛蚊症が患者の幸せを阻害していませんか?という眼科医師向け記事の紹介をします。

飛蚊症が患者の幸せを邪魔していませんか?:自自紹介

◎ 二次性頭痛とは片頭痛や筋緊張性頭痛と違って明らかな原因疾患が他に有って引き起こされている頭痛で、原因を突き止め迅速な治療開始が必要で危険なものです。(日本神経眼科誌特集から)

二次性頭痛とは:(神経眼科誌頭痛特集から)

◎ AI技術は多数論文をまとめて優れた総説論文を生製しますが、そのデータ論文に偏向があるとおのずと結果にも歪みを生ずるという主張です。

アルゴリズムのバイアスに取り組み、健康データセットの透明性を促進する:論文紹介

④ 眼瞼痙攣、ビジュアルスノウなど神経眼科関連の話

◎  ビジュアルスノウの治療薬についての決定打はなだありませんが、ビジュアルスノウイニシアチブのページにその話題の解説が出ています。

ビジュアルスノウ症候群(VSS)治療の現状

◎ 良性原発性眼瞼痙攣benign essential blepharospasmの鑑別診断には何がある?:開瞼失行、片側顔面痙攣、異常神経再生、心因性眼瞼痙攣、チック、ミオキミア、遅発性ジスキネジア(薬剤性眼瞼痙攣)などが有ります。新しい眼瞼痙攣解説ページからの抜き書きメモです。

良性原発性眼瞼痙攣(benign essential blepharospasm)の鑑別診断は?

◎ 2月に読売新聞(ヨミドクター)の質問欄に私の眼瞼痙攣への答が掲載予定になりました。お楽しみに。

◎ ボトックス投与後に起きうるこのブログには眼瞼痙攣や神経眼科に関連した発信が多いです。(リンク⇒眼瞼痙攣の記事一覧をご覧ください)。

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