自由が丘 清澤眼科について

[No.3544] 自由が丘清澤眼科最近の話題(長版) 65号;5月12日( 月曜日)

 

 ◎ ブログを元に、最近の話題を取りまとめてこの「自由が丘清澤眼科最近の話題:長版)と、それから記事を厳選したメルマガの発信をしています。今回で65号です。メルマガ読者数は眼瞼痙攣患者さんを中心に724になりました。(⇒視聴登録募集。ご登録はこちらから)、登録取り消しも簡単にできます。一度読めたのにメルマガ配信が中断した方は、あなたの携帯電話の迷惑メールボックスに入った可能性がありますので当院職員にご相談ください。

① ご近所の話題など

◎ 自由ヶ丘でランチ、サンドイッチ店のサブウェイを紹介します。当医院から坂を50メートルほど下った角にあります。このチェーン店は最近、ワタミグループに買収されました。中の動画で、ワタミの渡邊美樹社長はホリエモンに対してサブウェイをマクドナルドに匹敵する底力の有る企業と見込んで買収したと話しています。バラエティーに富んだサンドイッチが注文できます。

自由ヶ丘でランチ:サンドイッチ、サブウェイ自由が丘店

◎ 松本市美術館の美術館ショップで原田ちあきさんの「私はかわいい 絶対かわいい」という背伸びした題のイラスト集を買い求めて来ました。怪しげで美しい画集です。原田ちあきさんは明確な色使いで、若者の傷ついた気持ちを励ます多数のイラストを発表し続けています。

原田ちあき作品集「私はかわいい 絶対かわいい」を買いました。

◎ 5月12日は母の日。今回の帰省で母に注意されたことは、「耳の遠い老人患者でも、耳の聞こえる家族に説明先を変えるべきではない。患者は、難聴が有っても自分で説明を聞きたいのだから。」という事です。心にとどめたい忠告です。院内では、母の日感謝はがきを用意して医院の窓口に置きました。次は無料の父の日はがきを置きます。子供でも大人でも書き込んで箱にお入れください。母の日に間に合うように医院で投函します。

母の日に向けて

◎ 松本市の「源池」地区は松本城湧水地帯を代表する水の豊かな地域で、生糸の製糸工業の発祥の地です。殊にこの源智の井戸と松本市の源池水源地は豊かな水量を誇っています。

松本市の日ノ出町通りを巡る歴史と現在の水源地探訪

◎「AI検索」の時代へ キーワードではなく問いかけて答の情報を得る世界に代わって来たそうです。アップルでもサファリによる検索が減ったそうで、GPTなどの様なシステムへの 利用に移行して行くそうです。私も日々このブログ記事案の提案をAIに求めています。

「AI検索」の時代へ──キーワードではなく問いかけで情報を得る世界に

②一般患者さん向けの眼科の話題

◎ 小中学生の近視による裸眼視力の低下が心配されています。低濃度アトロピン点眼液の使用は、戸外活動2時間の確保及びオルソケラトロジーと並んで子供の近視進行速度を抑制する治療法として注目されています。今回、参天製薬は0.025%アトロピン点眼薬「リジュセアミニ」を発売しました。私費診療ですが、点眼薬による近視の進行予防がこれで広く可能になりました。これは、私のインタビュー記事です。

子供の近視進行抑制に高まる期待 低濃度アトロピン点眼薬「リジュセアミニ」発売

◎ 緑内障に良くない生活習慣には何があるか?と聞かれました。点眼使用の中断、定期検査の抜け、水やビールの一気飲み、睡眠時無呼吸症候群放置、暗所での読書、俯き姿勢での休息:などが挙げられます。また、緑内障のリスクファクターも合せて記載しました。

緑内障に良くない生活習慣には何がある?

◎ サヴァン症候群は、視覚的空間スキルや計算などの特定の分野での特異で異常な才能を持つ自閉症患者を指します。その人たちが示すかもしれないサヴァン技能には、音楽、芸術、カレンダー計算、数学、機械的/視覚的空間スキルの5つの一般的な分野に分類され、それで人を驚かすような記憶や計算の能力を示すことがあります。

異常な記憶力を持つサヴァン症候群とは?

③ 此処からは論文紹介など眼科のやや専門的、学術的な話題です

◎ 軽度の外傷後の脳損傷患者では視力低下や視野変化などを伴う例が少なくありません。それは視覚経路の変化と関連している可能性があると推定されたという論文が出ています。

軽度外傷性脳損傷は視覚経路の変化と関連している可能性がある

◎ 眼科にも関連する新型コロナ後遺症のお話です。眼科で見られるコロナ後遺症の主な症状には、ドライアイ(乾き目)、霧視(かすみ目)や視力低下、羞明(まぶしさ)、眼痛・眼精疲労、稀に視神経炎や網膜血管炎などが挙げられます。コロナ感染やコロナワクチン接種後にこれらの症状が強い場合には眼科医にご相談ください。

【眼科にも関係する?】新型コロナ後遺症とその眼の症状について

◎ 「加齢黄斑変性の患者は心臓弁膜症にも罹り易い」という論文の紹介です。加齢黄斑変性は、網膜中心部に変性や出血を示す眼科の病気で、一方の心臓弁膜症というのは心臓内に4つある血流に関連する弁の疾患です。その狭窄と逆流が問題とされ循環器科が取り扱います。

加齢黄斑変性症の患者は心臓弁膜症にかかりやすい;論文紹介

④ 眼瞼痙攣など神経眼科関連の話

◎ 眼瞼痙攣を悪化させる可能性のある生活習慣やリスク因子について調べてみました。

眼瞼痙攣の症状を悪化させやすい生活習慣・環境因子には、1.ストレスや不安、2.睡眠不足、3.長時間のパソコン・スマートフォン使用。4.カフェインやアルコールの摂取過多。5,光刺激(まぶしさ)があります。リスク要因には、中高年、女性、遺伝素因、向精神薬、過去の眼手術が挙げられています。

眼瞼痙攣を悪化させる可能性のある生活習慣やリスク因子について調べてみました。

◎ 歌手スコット・サマーズも参加するビジュアルスノウの患者会が米国時間5月5日にオンラインで行われるそうです。ユーチューブのスコット・サマーズの楽曲動画も採録しました。

視覚的雪症候群(VSS)を持つ人々が集まる、サポートグループセッション告知

◎ 眼瞼痙攣治療に使われるボトックスA注射は、女性の尿失禁治療にも膀胱内注射として用いられています。中年女性におけるその頻度は30%にも及びます。非手術的で内視鏡で行えるボトックス施術の効果は大規模な骨盤底筋のつり上げ手術とほぼ同等だったそうです。

尿失禁のある女性における中尿道スリングとオナボツリヌス毒素Aの比較

このブログには眼瞼痙攣や神経眼科に関連した発信が多いです。(リンク⇒眼瞼痙攣の記事一覧をご覧ください)。今週で大型連休が終わりました。体調に気を付けてお盆までまた走り続けましょう。

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