自由が丘 清澤眼科について

[No.3872] 自由が丘清澤眼科最近の話題(長版) 80号;8月25日( 月曜日)

 ◎ ブログを元に、最近の話題を取りまとめてこの「自由が丘清澤眼科最近の話題:長版)と、それから記事を厳選したメルマガの発信をしています。今回(8月18日)で80号。メルマガ読者数は眼瞼痙攣患者さんを中心に(8月7日で)818になりました。(⇒視聴登録募集。ご登録はこちらから)、登録取り消しも簡単にできます。さて、一度読めていたのに、最近メルマガ配信が中断したという方は、あなたの携帯電話の迷惑メールボックスに入っている可能性がありますので来院時に当院職員にご相談ください。

①  ご近所の話題など 

◎ 自由が丘でランチ: 磯丸水産自由が丘店

自由が丘の駅前広場を横切り、三井住友銀行わきの白樺通りを100メートルほど進んだ左側に路面店で2階もある「磯丸水産食堂自由が丘しらかば通り店」があります。海産物を乗せたちらし寿司のほか、各種魚介類の磯焼もあり、廉価で豊富な商品レパートリーです。個人でも家族でも晴れます。

自由が丘でランチ:磯丸水産自由が丘店

◎ センニチコウと視覚的リハビリ・園芸療法の関係

センニチコウ(千日紅、英名:Globe Amaranth、学名:Gomphrena globosa)は、丸いポンポン状の可愛らしい花を長期間楽しめる一年草です。紫、赤、ピンク、白などの鮮やかな色があり、夏から晩秋まで咲き続けます。切り花やドライフラワーにしても色あせにくく、その名の通り「千日」も色が残ることからこの名が付きました。

センニチコウと視覚的リハビリ・園芸療法の関係

◎ 9月1日は関東大震災の有った防災の日。祖父が横浜での罹災で帰宅難民になり、数日かけて松本まで帰還したという我が家の伝説を検証します。

関東大震災のこの日、出張で横浜にいた祖父は横浜から木曽を経て松本に命からがら帰着したらしい。本当か? ChaGPT5が出したその答は?;Q;当時の横浜から松本への帰宅経路の推定が出来ますか・ A; ChatGPT5かなり高い確度で推定できます。横浜から船で清水へ、東海道線で名古屋、そして中央西線で松本に無料でたどり着けた。

9月1日は関東大震災の有った防災の日;横浜罹災から松本へ帰宅

◎ 79号の記事を英語に翻訳してみました。:Jiyugaoka Kiyosawa Eye Clinic – Recent Topics Issue 79 – August 18, 2025

Jiyugaoka Kiyosawa Eye Clinic – Recent Topics Issue 79 – August 18, 2025

◎ ブラジリアンステーキ店「羊ちゃんち」が既に開業しています。

 この記事内容を確定するために2度目の食事に行ってきました。店長は気さくですが、新規開業の覚悟も備わっていて好感の持てる店です。訪ねることが有ったら眼科ブログで見て来たとお伝えください。

【開店情報】自由が丘北口すぐにステーキ店羊ちゃん登場!

◎ 医療機関の経営危機が加速し、倒産が増加しています。

医療機関の経営危機が加速しています。物価高、マイナカード対応で倒産が増加しています。参加や小児科などの縮小が迫る診療科も目立ちます。

医療機関の経営危機が加速 ー 物価高・マイナ対応で倒産増加、縮小が迫る診療科も

◎ 院内の空調装置の清掃が行われました。乾式清掃と水洗い清掃があるそうです。今回は乾式でしたから始業前にすぐ終わりました。

院内空調の定期清掃が行われました

②一般患者さん向けの眼科の話題 

◎ 小児のアトピー性皮膚炎と目の健康

アトピー性皮膚炎では眼瞼炎や結膜炎のほか、白内障や網膜剥離が合併することもありますので、定期的な受診をお勧めします。

小児のアトピー性皮膚炎と目の健康

◎ 癌と脳梗塞の意外な関係 トルソー症候群をご存じですか?

ざっと述べれば、既知の癌と関連した血液凝固能の亢進に伴う脳梗塞のことです。既知の癌を持つ患者さんを診る際にはその可能性も考える必要があるでしょう。

がんと脳梗塞の意外な関係 ― トルソー症候群をご存じですか?

◎ 卵巣癌と目の症状;卵巣がんの総説から説明しました。

卵巣癌の総説を紹介されて読みました。併せて卵巣癌にかかった人が経験することのある眼症状も調べてみました。

卵巣がんと目の症状、卵巣がん総説から。

③ 此処からは論文紹介など眼科のやや専門的、学術的な話題です

◎前眼部OCTの標準用語策定 ― APOSTEL-ASパネル合意の報告

前眼部OCTは網膜OCTとともに、現代の眼科診療では避けては通れない診療画像となりました。その読影にあたっての用語統一は避けては通れないものです。その分野の有力な研究者を集めて、標準的な呼称を提唱しています。結論として、参加者の80%のコンセンサスが得られた名称を挙げています。

前眼部OCTの標準用語策定 ― APOSTEL-ASパネル合意の報告

◎【近視性黄斑症の進行と視力への影響:ヨーロッパ781人の長期追跡調査から】新論文紹介

高度近視眼では、半数以上が長期間でみると近視性黄斑症の進行を経験します。とくに、斑状萎縮、血管新生型(MNM)牽引型黄斑症(MTM)を伴う眼では、視力低下が進みやすく注意が必要です。将来の視力を守るためには、OCTなどを活用した継続的な評価と、早期の介入が重要だと考えられます。

【近視性黄斑症の進行と視力への影響:ヨーロッパ781人の長期追跡調査から】新論文紹介

◎ 「少子化は本当に世界の終わりなのか?」

2025年8月19日付の Nature ニュース特集は、世界の出生率低下の急速な進行とその影響について論じています。人口が増えているのはアフリカ大陸南部だけです。日本の現状を踏まえて私自身の感想をまとめました

少子化は本当に「人類の危機」か?――Nature News Feature 記事と日本の現状から考える

◎ アルコールとがんのリスク ― 最新の知見から;JAMA記事から

アルコールとがんのリスク ― 最新の知見から;JAMA記事から

④ 眼瞼痙攣、ビジュアルスノウなど神経眼科関連の話

◎ 癌瞼痙攣治療の新潮流:画一的治療から個別化治療へ、2025年の新論文紹介

眼瞼けいれん治療の新潮流:画一的治療から個別化治療へ:新論文紹介

◎ 重症の原発性眼瞼痙攣に対する眼輪筋切除術について 

軽症から中等症の眼瞼痙攣であれば、ボトックス注射が現在の標準的な治療として広く行われています。しかし、ごく一部の患者さんでは、ボトックスでも十分な効果が得られない場合があります。そのような重症例に対して検討される外科的治療のひとつが 眼輪筋切除術(がんりんきんせつじょじゅつ) です。これを説明します。

眼輪筋切除術について:重症の原発性眼瞼痙攣に対する最後の選択肢

◎「Visual snow ―持続性片頭痛前兆とは異なる視覚障害」:2014年の歴史的論文の再紹介

この論文の研究では、「ビジュアルスノウ」は片頭痛とは異なる、独立した病態であることを示すため、症例カルテ調査、ネット、電話と3段階にわたる調査が行われていました。この論文の著者はシェイキン、ディグレ、ゴーズビーと現在もビジュアルスノウ症候群の研究をリードしている錚々たる著者です。雑誌も世界的に有力なブレイン誌です。このあたりからビジュアルスノウが片頭痛とは別の独立した疾患であるという説が広がってゆきました。(先の78号でメルマガの選に漏れたので再度採録とします。)

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