清澤のコメント:米国では医療従事者を含む女性労働者がks帝に入ってしまい求職者数からも脱落。その結果労働者が不足して賃金高騰。さらにそれが消費者物価を押し上げて、インフレの加速という流れだそうです。当医院の視能訓練士求人に応募者が居ないのも、そのような世相が関連しているのかもしれないと思っています。視能訓練士さんおいででしたら、常勤または非常勤でご応募ください。
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今回の動画の内容をまとめると、米国と中国の経済リスクについて解説してきましたが、米国は深刻な労働力不足とそれに伴うインフレ圧力を受けて消費マインドが急速に悪化しています。労働力不足の原因は感染の懸念から保育士や教育関係、(医療関係)などの労働力が異常に少なくなってしまったことで、採用の障害になっているからです。
そのため女性の職場復帰が進まなければ労働力不足の問題は解消されませんから、しばらくインフレ圧力は高止まりする公算が大きいです。そうしてこうしたインフレに対する懸念から人々の消費マインドが急速に悪化していて、すでに過去のリセッションと同等の水準まで落ち込んでいます。つまりこの状態がしばらく続けば米経済は再びリセッション入りしてしまう可能性があるということです。
また中国でもインフレ圧力が強まっています。例えば ppi(生産者物価指数) は+13.5%と2016年ぶりの高い伸びを記録しましたから、消費者への価格転換が余儀なくされます。
ちなみに世界の工場である中国のインフレが加速すれば、それは巡り巡って世界経済の物価を押し上げることにつながりますから、インフレの問題は簡単に解消しないと思います。
そのため個人投資家は将来のさらなるインフレに備えるためにも、エネルギー株や金鉱株に資金の一部を振り向けておいた方が賢明だと思います。
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