ドライアイ

[No.1692] ドライアイなのに流涙増多?と患者さんに聞きかえされたら。

ドライアイは、涙の分泌量が低下(涙液減少型)したり、涙の質が低下(蒸発亢進型)したりすることで、目の表面をうるおす力が低下した状態です。ドライアイになると、初期は目の疲労感や異物感がある程度です。しかし、目薬などで対処をしていても気づかないうちに症状が悪化するケースもあります。ドライアイが悪化すると、角膜や結膜に傷がついてしまうことがあります。その結果反応性の流涙が増すことがあり、その場合には流涙を訴えます。また、目を酷使し続けることで、頭痛や肩こりなどの全身の不調を引き起こすこともあります。

ドライアイの治療方法は、ヒアレイン、ジクアスあるいはムコスタなどの点眼薬を使用することです。ドライアイが軽度の場合には、点眼薬を使用して治療を行います。目のうるおいを維持させる点眼薬を使用することで、症状を緩和させます。目のうるおいを維持させる点眼薬には、人工涙液やヒアルロン酸点眼などがあります。最近では減少したムチンを増やして涙を安定させる点眼薬(ムコスタ)も使用できるようになっています。さらに、著名なドライアイでは液体または個体の涙点プラグを設置することもできます。

流涙はドライアイの一つの自覚症状です。理由もなく涙が出る場合はドライアイの可能性があります。

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あなたのドライアイ治療法は大丈夫? 日本眼科学会がガイドライン発表;日刊ゲンダイ自著記事 | 自由が丘 清澤眼科 (jiyugaoka-kiyosawa-eyeclinic.com)

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