角膜疾患

[No.1652] 目薬の科学:序に代えて 平野耕治、記事紹介です

日本の眼科4号が届きました。目薬の科学:序に変えてが平野耕治氏により著されているので要点を採録してみる。

要約: 点眼薬(目薬)は私たち眼科医にとっては眼疾患治療のための重要なツールである。局所治療の手段として眼瞼,結膜,角膜に液体を作用させるという考えは数千年も前からあったが主には洗眼のための液体であり,薬理作用を持った「点す」目薬として一般に用いられるようになったのは明治も後半に入ってからのことである。治療薬としてわずか 150 年の歴史の中で有効な主剤の開発,添加物の採択,点眼ボトルの工夫などさまざまな改良が加えられて現在に至っているが,局所治療薬故の要素が加わって想定外の効果が得られる一方で,何故かなかなか効き目の現れない例も経験される。これは例えば抗菌剤の場合,全身投与に使用される薬剤よりも高濃度のものが点眼液として用いられている一方で,結膜囊に入った点眼液が涙液によって希釈されて効果が失われてしまうこと,さらには患者のアドヒアランスの問題もそこにあるからである。したがって,点眼治療を行う場合,このような局所治療にありがちな要因を考慮に入れて治療の効果を検討することが大切である。

1,点が若の歴史:大学目薬:明治32年に登場したのが田口参天堂の「大学目薬」であった。OTCのはしり。

Ⅱ、現在の点眼薬に求められる3条件:有効性、安全性、安定性

Ⅲ、点眼薬と角膜上皮と涙液層:1,樹枝状病変は単純ヘルペスだけではない。2,機材の問題。

Ⅳ、何故か効く、何故か効かない。1,感受性検査結果と点眼効果は必ずしも一致しない。2,眼軟膏天祐困難な患者がいる。

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