上斜筋ミオキミアの治療薬としてベトプチックを挙げた文献がありましたので従来はそれを使っていました。しかし、最近になってその販売が中止になったと伝えられました。代替品はあります。
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ベトプティック点眼液 0.5%およびベトプティックエス懸濁性点眼液 0.5%が販売中止に
2023年3月、ノバルティスファーマはベトプティック点眼液 0.5%およびベトプティックエス懸濁性点眼液 0.5%が販売中止になると発表しました。
「ベトプティック点眼液 0.5%およびベトプティックエス懸濁性点眼液 0.5%の販売中止品のご案内より」
販売中止の理由は?
ノバルティスファーマはベトプティック点眼液 0.5%およびベトプティックエス懸濁性点眼液 0.5%が販売中止になる理由として諸般の事情の為としています。採算が合わないのだと思います。
代替品は?
ノバルティスファーマはベトプティック点眼液 0.5%およびベトプティックエス懸濁性点眼液 0.5%の代替品として触れていません。
ただ、同成分のジェネリックとしてベタキソロール点眼液 0.5%「SW」(沢井製薬)があります。
ベトプティック点眼液 0.5%は緑内障・高眼圧症治療剤です。一般名はベタキソロール塩酸塩です。(こちらで処方すれば、レセコンに販売中止の警告は出なかったのでしょう。)
緑内障、高眼圧症の治療に使用されるお薬で、 β1受容体遮断作用により房水産生を抑制し眼圧を下降させます。
ベタキソロール塩酸塩はβ2受容体よりβ1受容体に対する親和性が高いことが認められ、呼吸器、心血管系などに対する影響が従来の非選択性 β 遮断剤点眼液に比べて少ないことが特徴です。
おさらい
今回はベトプティック点眼液 0.5%が販売中止になりました。関して書かせて頂きました。同成分のジェネリックとしてベタキソロール点眼液 0.5%「SW」(沢井製薬)があります。
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