白内障

[No.1695] 眼鏡のレンズ交換だけをすることは可能か?

他の病気で通っている患者さんに眼鏡の更新の要否を聞かれました。眼科で新しい処方箋をもらってきてくれれば、度数のよりあったレンズに入れ替えてあげられますよと眼鏡店で、助言されたとのこと。

調べてみますと、眼鏡の平均寿命は通常1〜3年程度です。ただし、老眼鏡の標準的な再作成期間に関する具体的な情報は見つかりません。初期の老視は進行して加入度数の変更が必要になり易いので、40〜64歳の中年成人は少なくともおよそ2年に1回、65歳以上の高齢者は毎年目の検査を受けることが推奨されています。老眼鏡を再作成する適切な時期を決定するためには、あなたの眼科医に相談することが良いでしょう。

なお、この患者さんの使用中の眼鏡は作成後5年程度とのことでした。眼鏡を購入するときには、レンズよりもツル(眼鏡枠)の値段が比較的高いようです。そこで、その眼鏡店ではレンズの入れ替えもできるとお話してくださった様です。試してみたら、眼鏡の変更処方は可能でしたが、絶対に必要というほどの変化はありませんでした。しかし、このくらい眼鏡が古くなるとメガネ枠も弾力性を失い、レンズ入れ替え時の破損も起きやすくなります。もし今回の処方で眼鏡を作るのであれば、むしろ現用の眼鏡を予備眼鏡に回して、新規の作成をすることをお勧めいたしました。

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