白内障

[No.3386] 認知症の白内障手術体験記の続き:への眼科医としての解説

眼科医清澤のコメント:先に第一部を採録した日刊ゲンダイ記事:認知症患者の白内障手術の続き(2)と(3)の要旨です。この場合ですと、私なら「3種を5分間隔をあけて」という部分を抗菌薬を最後にした連続点眼になっても、点眼しないよりはましと考えます。このほかには、患者さんが経過良好として、1月程度で通院をやめてしまうケースも怖いと思います。

  • 77歳の富岡孝一さんは、昨年秋に眼科クリニックで白内障の日帰り手術を受けました。認知症を患っており、術後の介護を娘の裕子さんが担当する必要がありました。
  • 手術は成功し、孝一さんは無事に帰宅。しかし、術後の点眼薬の使い方をめぐり、裕子さんと孝一さんの間で対立が生じました。
  • 医師からは、抗菌点眼薬や抗炎症点眼薬、感染予防点眼薬を毎日決められた回数で使用するよう指示がありましたが、認知症の孝一さんには難しい処方でした。
  • 裕子さんは模造紙を使って点眼薬のスケジュールを作り、遠隔操作で指示を出すも、孝一さんが嫌がり、「もういいよ!」と怒り出しました。
  • 最終的に、右目の手術も行われ、点眼薬の使い方がさらに複雑になり、裕子さんは院長から同居を勧められましたが、孝一さんは拒否しました。
  • 承前

    認知症を発症する前に白内障手術を受けるべきだった:

メルマガ登録
 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。