緊急情報:ここ数日(1月29日までに)花粉症と思われる患者さんの来院が増えています。アレルギー性結膜炎は、目の症状の一つで、花粉症などのアレルギーによる症状が出やすく、目のかゆみ、充血、涙目、目やに、異物感などが現れます。診断で除外を要すのはアデノウイルス感染の流行性角結膜炎EKC、これならば感染症なので指導や対応が全く違います。
アレルギー性結膜炎の診断は、臨床的に行われ、眼脂や涙の検査、血液検査などが行われます。結膜の評価はHFCPで表現しますが、Hは充血、Fはフォリクルで小さなボツボツ、Cはシカトリクスcicatricsで古い炎症痕を示す瘢痕、Pがパピラpapillaで乳頭形成。花粉症なら充血と濾胞が見られますが、花粉症では自覚症状が他の結膜炎に比べて強いわりに細隙灯所見はあまり目立ちません。
治療には、抗アレルギー点眼薬を使用することが一般的です。また、痒みの症状が強い場合にはステロイド点眼薬を用い、慢性の変化が強いならば免疫抑制剤などを追加使用することもあります。
アレルギー性結膜炎を予防するためには、アレルゲン(花粉、ハウスダスト)をできるだけ目や身体の中に入れないことが大切です。戸外で葉表面に毛の無い衣服を勧め、家に入るときには花粉を払いましょう。スギやヒノキの花粉への対策としては、花粉に触れないことが重要です。ですから、劇症例では花粉防止用のゴーグルやマスクをつけることもお勧めします、
詳細については下記を参照してください。
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