緑内障

[No.2446] 世界緑内障週間 各地で緑にライトアップ

清澤のコメント:緑内障は中高年人口の5%を超えるありふれた病気ですが、自分がそれであると気づかぬまま過ごしている患者さんにも時々出会います。ご相談いただければ、眼底写真及び網膜3次元画像解析装置(OCT)で緑内障の可能性を探し、その結果が疑わしければハンフリーという自動視野計で緑内障の有無を判定します。眼圧が高ければ緑内障ないし高眼圧症ですが、日本人では眼圧が10-21ミリ水銀柱の正常範囲の眼圧であるにもかかわらず、緑内障の視野欠損が進行している「正常眼圧緑内障」例が緑内障患者の過半数です。

緑内障学会では市民に啓発するために建物等を今週一杯の予定で緑にライトアップする運動を繰広げています。当医院では今年の実施は見送りましたが、来年こそはと考えています

   ーーーー報道記事から抜粋ーーーーー

世界緑内障週間 名古屋でもライトアップ 早期発見が重要 

10日からの「世界緑内障週間」に合わせて、緑内障の早期発見と治療の継続の大切さを呼びかけるため名古屋のテレビ塔などが10日、緑色にライトアップされました。

これは日本緑内障学会が「世界緑内障週間」に合わせて毎年行っているもので、ことしは全国1300か所あまりが緑色にライトアップされます
名古屋市の栄にあるテレビ塔やオアシス21でもライトアップが行われ、テレビ塔では「40歳を過ぎたら目の定期検診を」「あなたの眼がずっと見えていますように」などといった文字が繰り返し流されました
緑内障は目の内部の圧力などが原因で視神経が傷つき視野が狭くなる病気で、学会の調査では40歳以上の20人に1人が緑内障だと推計されています。
早期に発見して目薬などで治療すれば進行を遅らせられるため、学会は定期検診と治療の継続を呼びかけています。
日本緑内障学会啓発活動委員の岩瀬愛子医師は「緑内障はいったん進むと手術をしてもメガネをかけても戻らない病気なので、早く見つけて治療を開始し進行を遅らせることが重要だ。リスクが上がる40歳から定期検診を受けてほしい」と話しています

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