神経眼科

[No.2365] カサンドラ症候群とは

カサンドラ症候群」は、アスペルガー症候群を持つ配偶者やパートナーが、情緒的な相互関係を築れないことから生じる身体的・精神的な症状を指します wikipedia

アスペルガー症候群の伴侶は、コミュニケーションが上手くいかず、理解されないことから自信を失い、精神的・身体的な苦痛を感じることがあります。

この症候群は、偏頭痛、体重の増減、自己評価の低下、パニック障害、抑うつ、無気力などの症状を示すことがあります1。アスペルガー症候群の伴侶を持つ方々は、日常生活でさまざまな問題に直面することがあり、適切な支援やケアが求められています。

カサンドラ症候群は、アスペルガー症候群の社会的認知度を高める一助となり、理解を深めることが大切です。この名前は、ギリシア神話の予言者カサンドラに由来しており、真実を知っても人々に信じてもらえなかった彼女の運命を象徴しています 。

ただし、カサンドラ症候群は正式な病名ではなく、アスペルガー症候群の伴侶が経験する関係性による「障害」であるため、慎重なアプローチが必要です.

   —–たとえ話—

家庭内では、自閉的特性を持った人のしつこさや自己主張の強さが原因となったトラブルや、家庭不和の問題がある。本人には自分勝手にしているつもりはなくても、結果的にそれで不和が生まれることにもなる。 自閉的な特性が強い夫にはヒステリックな妻、というパターンが多く見受けられる。自閉的な特性を持っている人と、気分感情の波が激しい人は、惹かれあう部分があるのか。あるいは、配偶者が自閉的であると、気分感情の波が激しくなる傾向があるのか。いずれにしても、このような場合、たいていは夫の社会的適応は比較的よく、家庭内の問題が強いために、妻主導で受診することが多く、夫は問題を自覚していないことが多い。幼少期から周囲とは異なっているという感覚は持っているが、知的レベルの高い人が多く、本人の努力で一定以上の社会適応性を身に付けている。その反面、家庭では本来の自分をさらけ出し、妻が迷惑を被るというパターンが多い。(林寧哲)[注釈 7]

 

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