ビジュアルスノウ症候群のチェック項目(自由が丘清澤眼科清澤源弘 2022.9.3)を作りました。この表の項目を患者さんに伺いながら診断を進め、その結果で最後にビジュアルスノウ(清澤の考える視界砂嵐症候群、若倉の呼ぶ小雪症候群)であるかどうかを判断してお伝えします。
ーーーーチェック項目ーーーーー
- ( )視野全体にわたる動的で連続的な小さなドットが 3 か月以上持続する
- 次の 4 種類のうち少なくとも 2 種類の追加の視覚症状:
( )パリノプシア(刺激が取り除かれた後の視覚的イメージおよび/または後続イメージの持続的な再発)
( )強化された内視現象*
( )羞明(光に対する過敏症または不耐性。日光、コンピューター、蛍光灯、車のヘッドライトを避ける人もいます)
( )Nyctalopia (夜間視力障害)
- ( )症状が典型的な片頭痛の視覚予兆と一致しない
- ( )症状は別の病気ではうまく説明できない
*両眼の過剰な浮腫( )、過度のブルーフィールド内視現象(青空などの均一な明るい面を見たときに、両眼の視野に無数の小さな灰色/白/黒の点またはリングが飛び散る)( )、目の自己発光( )(暗闇で目を閉じたときに知覚される色付きの波または雲)および自発的光視( )(明るい閃光).
視覚的な症状:
( )視界全体に雪のような点
( )小さな浮遊物または点滅ライト
( )光に対する過敏症(羞明)
( )視野から外れた像を見続ける(パリノプシア)
( )目そのものの中で映像を見る(内視鏡現象)
( )スターバースト、光輪、複視 (複視) などのその他の視覚効果
非視覚的症状:
( )呼び出し音、ハミング音、またはブーンという音 (耳鳴り)
( )自分から切り離された感覚(離人症)
( )不安および/またはうつ病の症状
( )頻繁な片頭痛、ブレイン フォグ、錯乱
( )めまいと吐き気
( )不眠症およびその他の睡眠関連の問題
( )全身の一般的な痛みを伴う、脚と腕のうずき感
(元の文章の作者ピーター・ゴーズビー、MD PhDキングス・カレッジ・ロンドン、神経学教授ほか)
★視力、眼圧、眼底、視野、心理を確認したうえで他の治療すべき疾患がなければ診断確定となり、経過観察とします。成人で脳検査を希望する場合、東京都健康長寿研究所PET検査室(石井賢二、鈴木幸久医師)にPET検査を依頼できます。現在:遮光眼鏡紹介などのほかに明確な確立された治療法はありません。
ーー本日の診断
( )ビジュアルスノウ症候群である、
( )ビジュアルスノウ症候群ではない。
それならば、何が考えられるか( )
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