コンタクトレンズ・眼鏡処方

[No.189] アカントアメーバ角膜炎の初期細隙灯所見は、樹枝状角膜炎に似ている

アカントアメーバ角膜炎の初期細隙灯所見は、樹枝状角膜炎に似ている。

清澤のコメント:(コンタクトレンズ使用者にはなぜかかりつけ眼科医が必要か?という記事に関連して、このアカントアメーバという語が読まれるようなのでここに再録しておきます。)アカントアメーバは川の水や、場合によっては水道水の中にもしばしば残って居ます。衛生管理が甘く水道水で保存するようなコンタクトレンズ使用者において、このアメーバが重篤な角膜炎を起こすことがあり、これがアカントアメーバ角膜炎です。最近これが疑われる症例を経験して、大学に診断治療を依頼しました。この病気の細隙灯所見はどのようなものか、殊に初期においてこれを疑うべき所見を再度復習して見ましょう。一見、ウイルス感性のヘルペス角膜炎(樹枝状角膜炎)に似た様相を呈する初期症状で始まるので、注意が必要なようです。ネットでも詳しい記載が多くは無かったのですが、米国疾病管理予防センター国立新興人獣共通感染症センター (NCEZID)食物媒介・水媒介・環境疾患(DFWED)部門のページに詳しい内容があり、これを基に語を補って紹介します。―――――――

寄生虫 –アカントアメーバ— 顆粒腫性アメーバ脳炎 (GAE);角膜炎

アカントアメーバ角膜炎の画像

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スリットランプ写真;広い照明。感染の初期の上皮段階。直線的な構成は、単純ヘルペス角膜炎の上皮形態(樹枝状)に似ている。(写真提供:ダン・B・ジョーンズ、M.D.

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左、広い照明;右、スリットビーム照明。初期の上皮段階。多発性上皮内アカントアメーバ。(写真提供:ダン・B・ジョーンズ、M.D.

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左、広い照明;右、スリットビーム照明。初期の上皮段階。(写真提供:ダン・B・ジョーンズ、M.D.

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広い照明。実質炎。角膜神経への炎症細胞の集簇.(写真提供:カーク・R・ヴィルヘルムス、M.D.

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左、広い照明; 右、スリットビーム照明。初期, 中央の間質の炎症 (角膜炎);単純ヘルペス間質角膜炎の免疫原性形態(円盤状角膜炎)に似ています.(写真提供:ダン・B・ジョーンズ、M.D.

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左、広い照明:右、高拡大スリット照明。リングの初期段階が角膜に浸透している。(写真提供:ダン・B・ジョーンズ、M.D.

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左、広い照明;右、スリット照明。リングが角膜に浸透する。(写真提供:ダン・B・ジョーンズ、M.D.

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左、スリットビームと広いイルミネーション。右、高拡大スリットビーム。典型的な高度なリングが浸透している。(写真提供:ダン・B・ジョーンズ、M.D.

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広い照明。結節性角膜炎は、進行性角膜炎において四肢に隣接する超基角四分領域(無菌であってもよいか、またはアカントアメーバ生物を含んでいてもよい)。(写真提供:ダン・B・ジョーンズ、M.D.

最終レビューページ: 2012年3月19日

コンテンツソース:疾病管理予防センター国立新興人獣共通感染症センター (NCEZID)食物媒介・水媒介・環境疾患(DFWED)

Categorised in: 角膜疾患

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