清澤のコメント:「まるでSF?進化するコンタクトレンズ」という番組がNHKで紹介されたようです。JOMO製品はレンズの中央にある六角形の部分には、わずか0.48ミリメートルのディスプレーが配置されています。そこで表示された画像が、網膜に直接映し出されることで、情報を見ることができるそうです。眼鏡に組み込んだグーグルグラスというものもあったのですが、それは失敗だったというわけでしょうか?
ーーーページを抄出ーーーー
スマートフォンなどを持たなくても、目の前の風景の上に、行きたい場所への道順や欲しい情報が映し出されるー。SF映画のワンシーンのようですが、最新型のコンタクトレンズ「スマートコンタクトレンズ」の誕生によって、近い将来、現実のものとなるかも知れません。スマートコンタクトレンズとはいったいどんな製品なのでしょうか?(経済部記者 寺田麻美)
目の前の景色に…
ことし7月、試作品が日本で披露されました。
私が見ていてた部屋の壁の上に、飛行機の搭乗案内の情報の画像が現れたのです。
スマートコンタクト仕組みは?
そこで表示された画像が、網膜に直接映し出されることで、情報を見ることができるのです。小さいので、視界の邪魔にはなりません。
レンズには、センサーやバッテリーも内蔵されています。
また、視線は“ポインター”の役割も担っているため、メニュー画面をじっと見つめることで、表示内容の変更といった操作をすることもできます。
開発のきっかけは?
最新の実験では、パーキンスCEOが、試作品のスマートコンタクトレンズを実際に眼に装着し、画像を確認することができたということです。
日本の大手メーカーも共同開発
日本で初めてハードコンタクトレンズを売り出し、およそ70年間に渡って、コンタクトレンズに関わる幅広い研究開発を手がけてきました。
そうした実績を高く評価され、2年前にアメリカの企業とスマートコンタクトレンズの共同開発契約を結んだのです。
型に材料を流し込んでハードコンタクトレンズを作るという、これまで培ってきた技術によって、電子デバイスを狙った位置に挟み込むとともに、デバイスがレンズの外に飛び出すのを防ぐことができると考えています。
また、新しいレンズの素材の開発も進めています。
目の上に直接のせるコンタクトレンズは、レンズを通して、いかに多くの酸素を目に届けることができるのかが、品質を大きく左右します。
会社では、こうした課題に対応できる材料の開発などを目指しています。
世界の企業が注目
「Mojo Vision」は、アディダスなどスポーツブランドと提携しているほか、アメリカのディズニーが主催するスタートアップ支援プログラムにも採択されています。
また、日本からは、携帯大手のKDDIが出資しています。
「コンタクトレンズは世界で最もポピュラーなウェアラブルです。数千万人、数億人の人々が毎朝着用しています。それでも、未だスマート機能が搭載されたものはありません。スマートコンタクトレンズが普及して、健康でより良い生活ができる未来を思い描いています」
その究極系とも言える、今回のスマートコンタクトレンズ。
まさに、「これからの開発に目が離せない!」と感じました。
グーグルグラスのお話:
コメント