円安に続くキャピタルフライト(資本逃避)で、ハイパーインフレの話になるかと思いましたが、そこまでの飛躍はありませんでした。
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「貯蓄は美徳だ」という誤り。戦前も戦後も貯蓄は美徳と思っている人が多い。デフレ下でこれは正しかった。しかし、ドルに対して円はこの10年で45%減価した。だから必要以上に円預金を持つのは間違い。実際多くの日本人は自分が損しているのに気づいていない。逆に米国株集中投資も誤りだが。いざという時に株は良いレートでは売れない。日米金利差は拡大中だ。日米金利差が拡大中になのに対し、日銀は緩和を続ける。ECBも金利は上げる。日本のインフレ圧力は弱いから。次は147円、160円へ向かう。米国の物価(ガソリン)はすでに下がっている。賃金は5%上昇中。オペックプラスは産油量を減らす。景気後退への恐れもあり、スタグフレーション化している。そこではエネルギー株も売られるリスクがあり、公益セクター(デフェンシブ)は良い。
(清澤注:公益事業セクターとは、電力・ガス・水道などの生活インフラを提供する業種。業績が景気動向に影響されにくいディフェンシブセクターとして位置付けられている。)
まとめ;円安と原油安が加速中。日米金利差は拡大。しかし足元の円安が続くとは限らず。景気後退の恐れもあり、エネルギー株は危険。現金比率を下げるか公益株などへ向かうことを推奨。
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