日本でコーヒーが飲めなくなる:という本が紹介されていました。
要約して紹介します:「三大栽培原種」と呼ばれるのが「アラビカ種」「カネフォラ種」「リベリカ種」の3つです。とくにアラビカ種は、栽培に適した土地が限定されます。「コーヒーの2050年問題」とも呼ばれる問題があります。暑すぎると病害のリスクが高まり、寒すぎても霜のリスクが高まります。こうして、酸味を持ったよいコーヒーが少なくなってきています。生産者たちは「昔はよい豆が採れていた区画で、採れなくなってきている」といいます。収量が減り、品質も下がり、その結果として買い取り価格が下降すれば、栽培から撤退する生産者も増えるでしょう。2050年問題では世界的な良質なコーヒーの不足が懸念されるわけですが、現代ではさまざまな技術が研究・開発もされています。日本はコモディティコーヒーの製品レベルも世界トップクラスで、品評会で入賞した豆を数多く輸入しています。これから必要なのは、「よいものに適切な付加価値をつけて売る努力」です。
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