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[No.2726] フランス人を見習ってお金を掛けずに人生を楽しもう:夏到来

フランス人を見習ってお金を掛けずに人生を楽しもう

7月に入り外国人の家族連れ旅行者を駅でみかけることが多くなりました。内容までは聞き取れませんが、中にはフランス語で話している人もいます。夏のバカンスで日本に来たのでしょう。フランスには様々な日本と異なる文化風習があり、またフランス人は一般的にお金を掛けずに人生を楽しむ術を身につけています。

フランスの夏のバカンス

フランスでは、十分なバカンスを労働者に与えることが雇用者に義務付けられています。有給休暇の取得は非常に重視されており、法律で年に5週間の有給休暇が定められています。このうち少なくとも2週間は連続して取得することが推奨されています。一般的に、フランス人は7月から8月にかけて24週間の夏のバカンスを取り、多くの企業や店舗が休業することが多いです。

具体的には、フランスの労働法では、有給休暇の取得は労働者の権利であり、企業はこれを保証する義務があります。夏のバカンスシーズンには、多くのフランス人が家族で休暇を過ごし、リフレッシュすることが習慣となっています。夏のバカンスが長期にわたる理由の一つは、フランスの学校が8週間の夏休みを設けており、親がこの期間に合わせて休暇を取ることが多いためです。

このように、フランスでは夏のバカンスを取ることが文化的にも法律的にも重要視されており、連続した2週間以上の休暇を取ることが一般的です。日本でも大学に勤務していたころは有給休暇を取って1週間連続で休暇を取っていましたが、開業医になってからはほぼカレンダー通りの休暇しか取らなくなりました。

ホームパーティーの楽しみ

また、フランスでは、予告すれば住んでいるアパートで友人を呼んでホームパーティーを開く権利があると聞いていました。それでというわけではありませんが、研究所の友人を呼び、ホームパーティーをよく開き、また招かれました。

文献によれば、フランスでは近隣に予告すればアパートでホームパーティーを開くことができます。特に法律や規則で明確に定められているわけではないですが、フランスの文化や社会的なマナーに基づいて事前に通知しておくことが一般的です。

ホームパーティーを開く際には、以下の点に注意することが推奨されています:

  1. 事前の通知: ホームパーティーを計画していることを近隣住民やアパートの管理人に通知することが重要です。これにより、騒音などによるトラブルを避けることができます。
  2. マナーとエチケット: 招待された場合には、手土産(ワインやチョコレート、花など)を持参することが一般的です。また、ホストの指示に従い、指定された席にすわるなど、基本的なエチケットを守ることが求められます。
  3. パーティーの進行: フランスのホームパーティーは通常、アペリティフ(食前酒)から始まり、前菜、メインディッシュ、チーズ、デザートと続く長い食事が特徴です。パーティーは長時間続くことが多く、ディスカッションや社交の場としても重要です。

ホームパーティーを開く権利そのものはフランスの文化に根付いているため、適切なマナーと配慮を持って実施することで、快適な環境を保ちながら楽しむことができます。

このように、フランス人はお金を掛けずに人生を楽しむための工夫をたくさんしています。私たちも、少しの工夫でより充実した生活を送ることができるのではないでしょうか。

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