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[No.2885] 半年ぶりに仙台市を訪れ、同級会に参加してきました

半年ぶりに仙台市を訪れ、同級会に参加してきました。仙台駅周辺には高層ビルが立ち並び、すでに東日本大震災当時の暗い面影はなく、繁栄が印象的でした。

ちょうど先週末は仙台ジャズフェスティバルも開催されており、多くの観光客が仙台を訪れていました。

私たちの学年は、かつて仙台で東大紛争から数年遅れて起きた学費値上げ反対闘争の影響を受けた特異な存在でした。昭和47年春、上の学年の学生たちが定期試験をボイコットして大量に留年を宣告された結果、私たちの学年は6年後の昭和53年春に約200人が同時に卒業することになりました。そのためか、同級生同士の結びつきは今も強く、今回も多くの仲間が同級会に集まりました。

若かった同級生たちも今や70歳を過ぎ、今回は物故者が2名おりました。大病院の院長になった人や、医学部の教授になった方々も、みな定年を迎え、それぞれの名誉ある役職を退きました。開業医や養護施設の管理医など、それぞれが異なる道を歩んできましたが、今では皆が同じような立場にあるような印象です。私は私のメルマガの宣伝をさせてもらいました。

現在、どこでも病院が黒字を出すのは非常に難しい状況のようです。コロナ後の資材高騰もあり、病院の修繕や改築もままならない状況が続いています。宮城県内の病院では大規模な統廃合の動きがあり、定年後の再雇用が突然打ち切られることもあるようです。一方で、体調に応じてすでに引退したり、患者の受け入れ数を大幅に減らしたという同級生もいました。また、長年の医師会活動が認められ、叙勲の栄誉を得た方もいらっしゃいました。叙勲の資格は、何年以上にわたって県や郡市の医師会長を務め、その間に賞罰がなかった場合に与えられるとのことです。「自分は要らない」と言ってしまうと、後任の人に不利になるため、声が掛かったら受け取るのが暗黙の了解だとか。そのため、最近では同級会としての叙勲祝いはもう行わないことになっています。

今回の同級会では、皆それぞれの立場や経験を持ち寄りながらも、どこか共通するものを感じる集まりとなりました。

ホテルの近くに当医院の前と同じ桂の樹が植えられていました。

カツラ (Cercidiphyllum japonicum)カツラ科カツラ属

ハートの形をした葉やその街冠が街中に緑の優しい木漏れ日をつくります。紅葉も美しく葉が乾燥するとほのかなカラメルのような甘い香りを漂わせます。古くから家具等の生活に密着した材料として知られており、その美しさや優しさ、堅実さから街のシンボルツリーとしてカツラの街を選びました。桂の街に触れ合いながら愛を誓い合えば、将来必ず結ばれるという言い伝えがあります。本町二丁目街づくり協議会 (泊まったホテルの有った本町は江戸時代からの家具の町です。)

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