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[No.4155] スマホやネット契約も「終活」の対象に──見えない出費を防ぐデジタル整理のすすめ

スマホやネット契約も「終活」の対象に──見えない出費を防ぐデジタル整理のすすめ

(出典:LIMO「【デジタル終活】今日からはじめる3つのステップ!」)


このメルマガも含めて、スマートフォンやパソコンを通じ、私たちは多くの情報と契約に囲まれています。このメルマガは勿論課金対象ではありませんが、しかし、使わなくなったサブスクや暗証番号を忘れたネット契約が放置され、知らぬ間に使用料を払い続けているケースもあります。医療や眼のケアとは異なり、こうした“デジタル整理”は後回しにされがちですが、実は家族への思いやりとしても重要です。今回はLIMO掲載の記事をもとに、今日からできる「デジタル終活」の基本をまとめます。

総務省の調査によれば、インターネット利用率は全年代で9割を超え、特に60代でも90%近くに達しています。スマホには写真、連絡先、ネット銀行、SNSなど多くの個人情報が詰まっています。

「デジタル遺品」とは、こうしたオンライン上の資産や契約情報のこと。パスワードが分からず、家族が解約や確認に苦労する例が増えています。残された人が困らないために、いまから整理を始めることが勧められます。

記事では、デジタル終活を次の3段階で進めるよう提案しています。

持っている情報の洗い出し:スマホやPC、クラウド、SNS、銀行口座など、関係する全てのサービスをリストに。利用料の発生やログイン情報も明確にします。(クレジットカードの引き落とし記録なども参考になるでしょう。)

「残す」「消す」を判断:家族に残すべき写真やデータ、思い出のSNSなどは整理し、安全に保存。使わない契約や有料サービスは早めに解約します。

アクセス方法の記録:まとめた情報をエンディングノートなどに記入し、保管場所を家族に伝えます。スマホやPCのロック解除方法、重要アカウントのパスワードも明記しておくと安心です。

これらは法的効力をもたないものの、家族の負担を大きく減らせる「生活の予防策」といえます。眼科でいうなら、定期検査で早期発見を心がけることと同じ発想です。見えないところを整えることが、後の混乱を防ぎます。


まとめ

スマホやネット契約は便利ですが、放置すると思わぬ出費やトラブルを招きます。

まずは「自分が何を使っているか」を書き出し、必要なものを残し、不要な契約を整理。最後に、情報を安全に記録し、家族に伝えることが大切です。

デジタル整理は“今の自分を整える終活”。

安心して暮らすための第一歩として、この秋から少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。

(参考:LIMO「【デジタル終活】今日からはじめる3つのステップ!『デジタル遺品』家族を悩ませる理由とは?」)

👉 LIMO 記事はこちら

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