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[No.4368] 自由が丘でランチ:韓国料理店カロスキル(並木道)

自由が丘でランチ:韓国料理店カロスキル(並木道)

昨年中までは、できるだけ新しいお店の発掘に力を注いで、この「自由が丘でランチ」シリーズを書いてきました。しかし最近は、良いお店でありながら、まだあまり知られていないお店や、一度取り上げただけで記憶の奥に埋もれてしまったお店を、あらためて丁寧に紹介するのも意味があるのではないかと考えるようになりました。今回ご紹介するお店も、そうした思いから再訪した一軒です。

自由が丘の東急東横線に沿った女神通りにあり、現在工事が続くエリアの北側にあたるすずかけ通りを越えたところに位置する場所に、韓国料理店 カロスキル(並木道の意味) があります。以前は同じ建物の2階で焼肉店「京城園」が営業しており、たいへん賑わっていましたが、昨年経営者の高齢化ということで閉店し、今は窓に看板のみが残っています。(自由が丘の京城園を知っている方は多いでしょう)
カロスキルはこの建物の地下にあり、細い階段をかなり下って店内に至ります。通りからは少し分かりにくい立地ですが、その分、落ち着いて食事ができる隠れ家的な雰囲気があります。

ランチでは、品物を注文するとまず7品前後の小皿料理(パンチャン)が供されます。ナムルやキムチなどが少量ずつ並び、これだけでも食事への期待が高まります。その後にビビンバなどのメイン料理が運ばれてくる構成です。金属製のコップに入った冷えた水と、味噌汁が付くのも印象的でした。なお、ランチの価格はいずれも2,000円以下で、内容を考えると良心的だと感じます。残念なのは代表的な韓国料理の名前と内容を知らないこと。有名どころを紹介しますが、写真は必ずしもこのお店のものではありません。

石焼ビビンバ

熱々の石鍋で提供される石焼ビビンバは、運ばれてきた瞬間から音と香りで食欲を刺激します。数種のナムル、肉、卵黄が彩りよく盛られ、全体をよく混ぜることで素材の味が一体となります。鍋底にできる香ばしいおこげは、この料理ならではの楽しみで、最後まで食感の変化を楽しめます。最初に供される小皿料理と組み合わせることで、韓国ランチらしい満足感が一層高まります。

スンドゥブチゲ

やわらかな豆腐を主役に、唐辛子の辛味と出汁の旨味を効かせたスンドゥブチゲは、体を内側から温めてくれる一品です。辛さはしっかりありますが角が立たず、海鮮や肉の旨味がスープ全体に溶け込んでいます。ランチとしても十分な量があり、小皿料理を合間に挟みながら食べ進めると、味に奥行きが生まれます。寒い季節には特に選びたくなる料理です。

プルコギ

甘辛いタレで味付けされた牛肉を野菜とともに炒めたプルコギは、韓国料理の中でも親しみやすい存在です。肉は柔らかく、タレの甘みとコクが白飯によく合います。辛味が強くないため、韓国料理にあまり慣れていない方にも勧めやすい一品です。ランチに付く小皿料理と合わせて食べることで、味のバランスが整い、安定した満足感が得られます。

海鮮チヂミ

表面は香ばしく焼き上げられ、中はもっちりとした食感が残る海鮮チヂミ。イカやエビなどの具材が生地にしっかりと混ざり、噛むごとに海鮮の旨味が広がります。添えられたタレにつけて食べると味が引き締まり、小皿料理の合間の箸休めとしても適しています。主菜としても副菜としても成立する、完成度の高い一皿です。

地下へと続く階段の先に、丁寧なランチ構成と落ち着いた味わいが待つカロスキル。新規開拓だけでなく、再訪してこそ分かる良さを感じさせてくれるお店として、自由が丘でのランチ候補に加えておきたい一軒です。

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