韓国料理 ホンデポチャ 自由が丘店;自由が丘でランチ
今朝も「自由が丘でランチ」にふさわしい一軒を探して、朝8時から9時前まで駅南口から奥沢神社方面へと続く一帯を歩いてみました。昼下がりに再度歩き、路面に面した韓国料理店の前で足が止まります。12時45分、ガラス越しに見える店内はほぼ満席。にぎやかな空気が外まで伝わってきて、その活気に引き寄せられるように入店しました。
店内は明るく清潔感があり、壁面のモニターでは韓国の音楽とダンスのビデオが流れています。ひとりで訪れた若者、二人連れ、奥には大人数用のテーブル席もあり、実に活況です。客層は学生風の方からご家族連れまで幅広く、自由が丘という街の多様性をそのまま映しているようでした。
注文はスマートフォンから行う形式です。韓国料理にさほど詳しくない私は少し戸惑いましたが、若い男性店員さんが穏やかに声をかけてくださり、入力を手伝ってくれました。デジタル化されたシステムの合理性と、人の温かさが自然に両立している点が印象に残りました。
「ホンデポチャ」という店名
「ホンデ(弘大)」は韓国・ソウルの若者文化の中心地、弘益大学周辺エリアを指します。「ポチャ」は屋台風の居酒屋のこと。つまり“弘大の屋台文化”をコンセプトにした店名です。新大久保を中心に展開する人気チェーンで、流行を取り入れながらも定番料理をしっかり押さえた構成が特徴です。自由が丘店もその一翼を担っています。
チェーン店の良さは、味と価格の安定感、そしてメニューの分かりやすさにあります。友人同士の集まりから家族利用まで、幅広いシーンに対応できる懐の深さがあります。
本日の「特別定食」1780円
私が注文したのは特別定食。メインがAとBから1品ずつ2品選べる構成で、それぞれ好みの料理を指定します。
ビビンバ
大きな椀に盛られたご飯の上に、色とりどりの野菜ナムル、甘辛く味付けされたひき肉、そして半熟の目玉焼きがのっています。食べる前によく混ぜ合わせることで、コチュジャンの辛味、野菜のさっぱり感、肉の旨味、卵のまろやかさが一体となります。ごま油の香りが立ち上がり、見た目以上に調和のとれた味わいです。
スンドゥブチゲ
柔らかな豆腐を主体にした辛味スープ。今日の椀には浅利が入り、魚介の出汁がしっかりと感じられました。赤いスープは見た目ほど刺激的ではなく、コクと旨味が前面に出ています。寒い日には特にありがたい一品でしょう。
この二皿のご飯とスープ、そして副菜が数種つきます。副菜(パンチャン)が5皿添えられるのは韓国料理の特徴です。少量多品目の食事構成は栄養学的にも理にかなっています。自然に野菜摂取量が増える点は、現代人にとって歓迎すべきところです。
韓国料理は 「辛い料理」という先入観を持たれがちですが、実際には甘味、酸味、発酵の旨味が重層的に組み合わさっています。キムチの乳酸発酵による酸味、コチュジャンの甘辛さ、ごま油の香り。これらが折り重なり、思いのほか食べやすく、後味も軽やかでした。
自由が丘南口の一角で
南口周辺は個人店の印象が強いエリアですが、こうした活気あるチェーン店もまた街の表情の一部です。路面店で入りやすく、昼も夜も利用しやすい。大人数席もあるため、歓送迎会や学生の集まりにも向いているでしょう。
韓国料理は単なる“辛い料理”ではなく、発酵文化と共有文化を背景に持つ食事スタイルです。囲んで食べ、分け合い、語り合う。その空気感が店内の明るさと重なり、食事そのものが小さなイベントになります。
自由が丘で少しエネルギッシュなランチを楽しみたい日には、南口近くのこの店は有力な選択肢の一つでしょう。活気ある音楽とともに、ソウルの街角の雰囲気を感じながらいただく昼食。街歩きの途中に立ち寄るには、ちょうど良い刺激でした。
追記:ここは以前紹介した【目黒区】カルボナーラ専門店「カルボラボ 自由が丘」の跡地でした。前の店は、2025年1月31日(金)で閉店されていたそうです。そこもよい感じの店だったのに残念です。



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