清澤のコメント:漁夫の利は米国と中国であると。
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〔週間見通し〕WTI、ウクライナ次第で116ドル試す展開=第一プレミア・野川氏
〔週間見通し〕WTI、ウクライナ次第で116ドル試す展開=第一プレミア・野川氏
商品 配信元:時事通信社 著者:JIJI PRESS2022/04/15(金) 12:58
野川佐知・第一プレミア証券投資コンシェルジュ=ニューヨーク原油(WTI)先物相場は今週急速に上昇したが、来週も横ばいか上方向の堅調地合いが続くとみている。引き続きウクライナ情勢がカギを握り、大きな動きがあれば3月24日に付けた高値の116ドルを試すと見込まれる。
ウクライナ情勢は徐々に緊迫の度を増している。ロシアのミサイル巡洋艦「モスクワ」が沈没したというニュースも入ってきた。一時はゼレンスキー大統領とプーチン大統領の会談も取り沙汰されたが、情勢は全く変わってしまった。
中国・上海市では新型コロナウイルスを封じ込めるロックダウン(都市封鎖)が続いている。これにより株価には悪影響が出ているが、やはり原油価格への影響力が大きい材料は紛争となる。
米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めが加速されるとの観測も株価の重しとなっているが、過去を振り返れば原油価格は利上げが行われている期間でも上昇した。今回は景気が悪くなってもインフレ退治を重視する点がこれまでと違うが、現時点で原油価格に悪影響は見られない。(了)
[時事通信社]
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