清澤のコメント:このところコロナ後遺症という言葉が注目されています。症状のほかにも、京都大学上野教授の研究でTリンパ球構成の変化なども注目されているようです。神奈川県の解説ページから抜粋してみます。幸い、嗅覚異常やブレインフォッグなどのような眼症状についてはあまり報告はなさそうです。(末尾の眼関連記事参照)
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新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)について
新型コロナの罹患後症状(いわゆる後遺症)について
1 新型コロナの罹患後症状とは
WHO(世界保健機関)の定義によれば、新型コロナウイルスに罹患した人に見られ、少なくとも2か月以上持続し、他の疾患による症状として説明がつかないもので、通常は発症から3か月経った時点にもみられます。
倦怠感や頭痛、息切れなどの症状がみられ、どのくらい続くかは不明ですが、時間経過とともに発現率は低下する傾向にあることが分かっています。
2 主な罹患後症状について
新型コロナの罹患後症状は、罹患時から持続する症状と、回復した後、新たに出現する症状があります。
症状の”程度”はさまざまで、変動します。
例えば、症状のひとつである倦怠感は、「働けるが、倦怠感をしばしば感じる」程度から、「身の回りのことができず、終日横になっている」程度までさまざまです。
罹患後症状に対しては、体の症状のみならず、精神面や社会面へのアプローチが必要なこともあり、社会全体でサポートしていくことが大切です。
適切に対応することで、多くの場合、症状は改善していきます。
倦怠感の強さはさまざまです
症状の程度は変動し、症状消失後に再度出現することもあります
倦怠感
倦怠感が強い時期は安静にしましょう。 |
頭痛
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息切れ・動悸
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味覚・嗅覚の障害
コロナ診断後、2週間以上経過しても症状が続く場合、受診をご検討ください |
脱毛
症状発生から6か月程度で徐々に改善していきます |
物忘れ・考えがまとまらない
(ブレインフォグ)
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その他の症状
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新型コロナウイルス感染の罹患後症状と思っていても、他の病気が隠れている場合や、持病がある場合はその症状が悪化することもあります。 上記のような症状が続いている場合、まずは、かかりつけ医や対応医療機関へのご相談・受診をご検討ください。 |
症状や治療について、詳しくは、聖マリアンナ医科大学病院の新型コロナウイルス感染症後外来【症状】のページをご参照ください。 |
(聖マリアンナ医科大学 土田知也助教 監修)
3 神奈川県内での対応医療機関について
県内で罹患後症状に対応している医療機関は下記システムで検索できます。
地域によっては公開している医療機関が少ない場合もありますので、かかりつけの医療機関や近隣の医療機関の受診も併せてご検討ください。
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