新型コロナ感染症(COVID-19)と栄養 葛谷雅文論文から
清澤のコメント:学術誌「食と医療」2021秋-冬号が届きました。眼科関連論文はなし。「新型コロナ感染症(COVID-19)と栄養」(葛谷雅文論文)が目を引きましたので採録いたします。幸い11月に入って、新型コロナの感染者数は急激に減ってきているようです。
―――概要―――
現在日本では第5波。高齢者は8割以上がワクチン接種2回終了主な患者層は若い世代。
COVID-19発症ならびに死亡リスクと栄養、特に体格指数(BMI)との関係:
COVID-19の重症化とBMIの関係は通常の死亡リスクとBMIの関係に類似している。BMI値の上昇と脂肪を含む重症化との関係は年齢に依存し、加齢とともに軽減するようだ。
COVID-19重症化による栄養状態への影響:
COVID-19が重症化した場合、栄養障害を引き起こすリスクは極めて高く、しかもCOVID-19治癒後であっても栄養状態の回復には時間がかかり、ICU入室中も十分な栄養管理が必要。
COVID-19流行下の地域住民のライフスタイル、BMIの変化:
外出抑制や自宅勤務により、当然身体活動は低下し、更に食事内容の変容により、体重が増加しやすくなるようだ。
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