◎ 河童のモニュメントの脇の梅に数輪の梅花が咲きました。ブログを元に、最近の話題を取りまとめてこの「自由が丘清澤眼科最近の話題:長編)と、それから厳選してのメルマガの発信をしています。今回で共に49号です。読者数は眼瞼痙攣患者さんを中心に1月20日までに610人ほどになりました。(⇒視聴登録募集。ご登録はこちらから)、登録取り消しも簡単にできます。
① ご近所の話題など
◎ 自由が丘でのランチにハンバーガーはいかがでしょうか?ハンバーガー屋さんにも苛烈な競争があり、自由が丘ではここ数年で民族大移動が起きています。また、ポパイの漫画にはウィンピーというハンバーグおじさんが出ていました。洋食のハンバーグステーキ店は次週別項で取り上げます。
◎ 高円寺南3丁目の個人宅に生えていた直径1メートル余のヒマラヤ杉大木が伐採され整地されました。年輪を見ると樹齢は約70年で私とほぼ同年。私は切り株に「ご苦労様でした」と声を掛けました。
◎ 米国製鉄会社クリスプのCEOが日本製鉄のUSスチール買収に反対する記者会見で、まさかと思われるような日本に対する差別的発言をしました。
◎ 職業における収入と信頼度の現状というダイヤモンド誌の記事を見ました。自分が第2の人生に入ったこともあって、この医師、大学教授、パイロットが上位という分析は既に過去の物のように感じました。この記事が示す一般国民の窮乏はよく理解できます。
②一般患者さん向けの眼科の話題
◎ 小児がまぶしがって目をこする病気に逆まつげ(睫毛内反症や眼瞼内反症)があります。その説明をしましょう。
◎ 製薬会社の担当者が、緑内障治療薬のアイラミド点眼薬について改めて詳しく説明してくださいました。この薬剤は第3相試験に私も参加させてもらった薬剤です。
◎ 外傷後の眼周囲の皮下出血に対する処置はどうすればよいのでしょうか?初期では冷やし、48時間したら温めて地の吸収を促します。もちろんまずは、眼科医を受診してその指示に従ってください。
◎ 内麦粒腫の診断と処置について説明文を作ってみました。マイボーム腺に感染を生じて痛くて瞼が腫れる疾患で、まぶたの裏に腫瘤を生じます。物貰いと呼ばれる疾患の一つです。必要に応じては、外来で切開をします。
③ 此処からは論文紹介など眼科のやや専門的、学術的な話題です
◎ 高齢者の市中肺炎に気を付けましょう。高齢の通院患者さんが肺炎でお亡くなりになりました。入院中でない市民がいきなり罹患する肺炎を市中肺炎と呼ぶそうです。米国では毎年、140万人が罹患し4万人が死亡するそうです。65歳以上、喫煙者、慢性肺疾患や糖尿病、がんなどの持病、免疫力低下がリスク要因です。
高齢者の肺炎に気をつけましょう:「市中肺炎(Community-Acquired Pneumonia; CAP)」について
◎ フィラデルフィアの大学病院の網膜カンファレンス印象記です。スターガルト病や白点状網膜症、網膜色素変性症の一部の原因遺伝子にABCA4遺伝子が見つかっています。これらの疾患は眼底所見で病名を診断することはもうできないようです。スターガルト病を疑う時にはこの遺伝子を調べるのが米国では普通のようです。
◎鳥インフルエンザの人への感染の概要をまとめた新たな記事が出ています。 最近取り上げた内容ですが、新たな図もついています。ニワトリや牛を扱う農民に感染が見られ、死者もでています。
④ 眼瞼痙攣、ビジュアルスノウなど神経眼科関連の話
◎ コロナ感染症の後遺症が長く続く状態をロングコビッドと呼びますが、見難さやブレインフォオグ、鬱症などを訴えて眼科に来院する患者さんも少なくありません。当院でも取り入れている認知行動療法が、このロングコビッド治療に有効だという報告が出ています。
◎ 羞明:眩しさを訴える疾患には目の病気、脳神経の病気などがありますが、やや珍しい眼瞼痙攣やビジュアルスノウ症候群なども含まれます。先ず原因を見極めてから、治療法を考えます。
◎ 内容は概ね繰り返しですが、ビジュアルスノウが国際疾病分類に入ったことを紹介するサンタモニカオブザーバーの記事を紹介します。
◎このブログには眼瞼痙攣や神経眼科に関連した発信が多いです。(リンク⇒眼瞼痙攣の記事一覧をご覧ください)。
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