清澤のコメント:最近従来からの眼鏡では近くのものが見にくいことがあり、ブルーカット眼鏡にもしていないので、眼に何か悪いことが起きていないか見てほしいというご婦人の相談を受けました。弱い近視性乱視なのですが老視が出てきて、最近になって近見障害が出てきたようです。この会話に出てきたブルーカットレンズ眼鏡はあまり必要ではないという話を二本松眼科の平松類先生が述べていました。その要旨は次の通りです。(⇒出典の全文にリンク)
ーー要旨ーーー
- ブルーライトカットメガネは、目に有害なブルーライトをカットするという効果はほとんどなく、睡眠の質の改善には役立つかもしれないが、特に子どもには推奨しないというのが眼科専門医の見解である。
- 視力改善とは、医学的にはランドルト環を判別する力のことであり、一般的には裸眼でどれくらい見えるかのことである。視力改善の可能性は、視力低下の原因や程度によって異なる。
- 近視は、眼軸が伸びてしまうことや毛様体筋が緊張することで起こる。年齢が進み眼軸が伸びてしまった場合は、視力改善の余地は少ないが、眼鏡やコンタクトレンズほかの方法で「ものが見えやすくなる」効果は期待できる。小児で毛様体筋が緊張している場合は、「仮性近視」と呼ばれ、これならばすぐに点眼で改善できる。
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