コンタクトレンズ・眼鏡処方

[No.776] 眼鏡のオンディーズはなぜインド最大手の傘下に入ったのか:記事紹介

「復活したオンディーズはなぜインド最大手の傘下に入ったのか」という記事が時計工芸新聞7月20日号に出ています。私も以前、ホリエモン動画で見てこの社長の手記を買って読んだことがあります。この記事の概要を採録してみます。この記事を読んでみると、従来の営業が保護されてきた眼鏡販売の国内営業の延長だけでは伸びしろが乏しく、また海外に出るには国内で必要であった以上の工業力が必要という事のようです。また、記者さんに聞くと日本の国内市場も小さくはないそうで、日本国内の眼鏡販売業者の買収を狙う海外勢も出てきているようです。オンディーズの場合には傘下に入るといっても、自社の経営主導権を失わない規模の株は残しているようです。事業譲渡にはそのようなやり方もあるのですね。

   ーーーー記事の概要ーーーーーー

『眼鏡小売りチェーンのオンディーズが先月末インド最大手レンズカートの傘下に入ると発表した。田中社長は当時倒産直前だったオンディーズを買収、14年かけて13の国と地域で460店舗を展開する企業に再生させた。なぜインドの眼鏡小売りチェーンの傘下に入るのか?

――経営統合の狙いは?「レンズカートの強みは最先端の技術力。オンディーズはスマートグラスやテクノロジーを活用した商品やサービスを積極的にリリースしてきました。その反面DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の難しさや技術面での不足などを痛感しました。コロナ後にグローバルで通用するためには商品の魅力だけでなく、サービスや資金力など様々な要素が必要。その一つとして技術力は重要。レンズカートにはそれがあり、例えば店頭に商品が並ぶまでが11か月でなく1か月で届く。」

――経営統合の経緯は?5年以上の親交から。

ーーレンズカートは眼鏡のネット販売で業績を伸ばした。:来店が困難な人やリピーターに有効。

ーースマートグラスや中国市場:「聴こえる眼鏡」などへ展開も

ーー日本の眼鏡市場は?:医療機材販売として世界的に法規制に保護されて、保守的であったが、科学技術の進歩や規制緩和により大変革期に入ろうとしている。今後、潜在的眼鏡ユーザー数は飛躍的な増加を示す。今後5年で今の倍3000店舗、売上2000億円を目指す。(文書でのインタビューによるとのこと)

田中社長は、毎日違う事をしろという人でしたね。生活の中のルーチンを繰り返すなと言っています。

また、成功の秘訣は:知っていて、できることを、ちゃんとやっていることが秘訣だそうです。当たり前の努力をちゃんとする。:という事だそうです。

メルマガ登録
 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。